【はっさく君事件】④はっさく君も死んでいた…

2016年9月28日(水)

はっさく君事件

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続きの日記です。
前から読んでいただけるとありがたいです。（⑤まで続きます。コメントは最後に開けます）
【はっさく君事件】①

【はっさく君事件】②

【はっさく君事件】③

Aが真剣に探しているのか、ただ本当に病気でしんどくて探せないのかなんなのかよくわからないので、もう一度Cさんたちは訪問することにしました。
そして今度はきちんと話し合いができるよう、家の前の立ち話ではなく、落ち着いて座って話せる場所で。
女性だけでなく、安全で冷静に話せるようにということで、男性に立ち会ってもらっての話し合いでした。
（1回目も男性がいたそうですが、あまり効果なかったとの事…）
あまり大勢で押しかけてもいいたい事が言えなくなってしまうので、こちら側は男女の2名だけでした。

もうこれで最後にするから、本当のことを言ってごらん？

そういうと、はっさく君も殺していたことを認めました。
割と淡々と話していたそうです。
やはり、睡眠薬を飲んでフラフラしているところ踏んで殺してしまったそうです。
幸村君については、遺体はアパートの敷地内に埋めたそうですが、はっさく君は処置の仕方がわからずごみに出したのだそうです。
本当にこれだけか？もう怒らないから、全部話してというと、はっさく君の前に2匹の子猫を譲渡され、その子たちも踏み殺したそうです。

私たちはその場で、もう二度と動物を飼わない事を約束させ…書面に書かせました。

屋外の掲示板に貼るために用意していた、ラミネート加工の迷子ポスターは、使われる事なく処分しました。

その後、納得できない私たちは、警察にも行きましたが、注意はできるけれど本人が殺した証拠もないし捕まえることはできない、と言われました。
ここまでが、2014年10月ごろまでの話。
弁護士にも相談したけれど、難しいだろう、もし警察に訴えかけるのならば、署名が300人分ほどあれば動きがあるかもしれないと言われました。
しかし、下手にこの事件をネットで公開して、もしも事件が薬服用による過失と判断されれば、名誉棄損で逆に訴えられる可能性もありました。
なので、もし署名を集めるなら身内でこっそりやるしかありません。
2014年11月の話。
メンバーが数名いたので、一人50人目標で署名を集めました。
このご時世、ネットで知り合った見ず知らずの相手に、住所と名前を易々渡すなんてなかなか難しいです。
特に私の業界はIT業界の人が多く、嫌がる人が多かったです。
12月半ばまでで5人位しか集まらなかったので正直あせりました。
私は忘年会でよっぱらった隙をついて、名前と住所を書かせる、というちょっと手荒な方法で私は集めました。
話を聞いた会社の人は「そりゃ～ひでぇなぁ！名前かいてやるよ！」
明らかに酔っぱらって話を聞いていませんでしたが、もう名前を貸してくれればどうでもよかった。
60人分集まりました。それでもわたしにとってはとても大変なことでした。
メンバーのうちの一人がとても頑張ってくれて、結果的には目標の倍の600人分の署名が集まりました。
自分で署名集めに苦労したので、一人で300人もの署名を集めたと聞いて本当にびっくりしました。
被害届も出しましたが、結局警察は注意にとどまるだけで動きませんでした。

確かに、薬を飲んでいてふらふらして踏み殺した…と言われてしまえば、遺体もない、誰も見ていない、本当のところ死んだかどうかもわからない状態で、「コイツを逮捕してください」と言っても裁判で勝てる見込みはありませんでした。
結局本人の自供だけが頼りで、誰も事実はわからないままです…
ただ一つ事実なのは、幸村君は踏まれて瀕死になった時、病院に連れていってもらっているということと、そこで亡くなったという事。獣医さんによってはっきりしている事実です。
そして、幸村君のお墓はアパートの敷地内にある。
意図的に虐待する人が、病院に連れて行ったり、お墓を作ったりするでしょうか。
Aが殺すつもりで殺したのか、本当にうっかりだったのかは最後まで答えが出ないまま。
闇の中です…

私たちが、あきらめざるをえないと判断したのが、事件から7か月後、2015年4月のことでした。
みんな仕事を抱えながら、個人的にボラをやる人もいながら、証拠も何もない中これが限界でした。

続く

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