麦と花との出会いの話は、今日を含めてあと2回で終わる予定です。
TNR活動をしている方のお宅に迎えて頂けるのは、
白黒くんと茶とらくんに決まりました。
この2匹が選ばれた理由は、
先住猫さん達にない柄だったから、だそうです。
白黒くんと茶とらくん、そして黒猫くんは、
ほぼ時を同じくして、新たな家族の元へと旅立って行きました。
その結果、麦と花が残り、この2匹がうちの子となったのです。
ちなみに、この半年ほど後、お宅にお邪魔して
白黒くんと茶とらくんに会えました。
2匹とも子猫時代の面影を残しながらも、
男の子の体つきになっていました。
黒猫くんとは、それきり会えていませんが、
今年のお正月に、娘さん2人の連名で年賀状を頂きました。
とても可愛がってくれているのが文面から伝わって来て、
うまくやっているんだな、と安心しました。
ここまではいいニュースなのですが、
最後によくないニュースをお伝えしなければなりません。
うちに戻って来た母猫には、
その後、すぐに逃げられてしまいました。
あの頃の我が家は、今以上に脱走対策がなっていなかったのです。
網戸を開けられなくしただけではだめだと、今なら分かるのに…。
母猫は、体当たりで網戸ごと窓枠から外すと、
するりと出て行きました。
私は、もうこれで母猫に会うことはないだろうと絶望的な気持ちになり、
母猫を幸せにすることができなかったと、後悔しきりでした。
ところが、1時間もしないうちに―
窓の外から、聞き慣れたしわがれ声がしたのです。
にわかには信じられませんでした。
母猫がそこにいたのです。
というところで、今日はここまでといたします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
ぺったん したユーザ
ぺったん
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