長らく続いてきた話も、今日でやっと終わりです。
今日は母猫のその後についてです。
脱走後、うちに舞い戻って来た母猫は、
1年以上たった現在でも、毎日姿を見せてくれます。
天気のいい日には、庭やベランダで長い時間お昼寝をしています。
一日のほとんどを、うちか、お向かいさんの敷地内で過ごしているようです。
お向かいさんご一家は、大の猫好きで、
母猫がうろちょろしても、嫌がるどころか、歓迎してくれます。
「ブチコ」という呼び名までもらって、
ホンニンもまんざらではないのか、
私が「ブチコさん」と呼びかけると、返事をします。
こんなにくつろいだ姿も見せてくれるようになりました。
ブチコさんには、色々と辛い思いをさせてしまいましたが、
過ぎ去った事として、許してくれたのかもしれません。
きっと、今の生活は、ブチコさんにとってそこそこ幸せなのでしょう。
でも、いつか、外の環境が辛くなった時には、
家の中に入って来てくれて、
麦と花と親子3匹で暮らせる日がくるのではないか、と夢みています。
さて、10日近くに渡って、ここまで1年前のことを振り返ってきましたが、
つくづく思うのは、私たちは何の予備知識もないまま、
大それたことをし始めてしまったんだな、ということです。
思い出しながら書いていると、
ここはこうすれば良かったんだな、とか
悔しく思うことがいっぱいあります。
それでも、最悪な結末を迎えずにすんだのは、
ひとえにこの一件で親しくなれた方や、出会えた方々のおかげです。
特にTNR活動をしている方に出会えたのは、
私たちにとっても、猫たちにとっても幸運でした。
植木鉢に舞い降りた6匹と1匹の猫たちは、
私たちにとって、たくさんの優しさに出会わせてくれた、
まさに天使であったと、今では思います。
では、長い長い話にここまで付き合ってくださって、
どうもありがとうございました。
ぺったん したユーザ
ぺったん
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