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【ずーーっと玄関に居る~その2~】
2017年11月19日(日) 463 / 6

2017年7月29日、私はQ&Aにある質問を投稿しました。

(こちらをご覧頂くと、当時の状況が伝わりやすいと思うので、もし宜しければご覧下さい。)

↓↓↓

https://www.neko-jirushi.com/ask/4081/



これを読み返すと、みーちゃん がっつり1週間、既に玄関待機を続けています。

日中は玄関前、夜になると車の下に移動して耐え忍んでいました。

両親が寝て家が静まり返る時間になると、私はみーちゃんの所へ向かいます。

我が家の駐車場には屋根が無く、車は1台のみ。

その下を、みーちゃんは寝床にしていました。

もっと早く保護して、すぐに病院へ連れて行くべきでした。

私は妹、母、父とは別の人間なんだから、家族から非難されても、1人で行動すべきでした。

この当時のみーちゃんを思い出すと、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。




手には懐中電灯、いりこを少しポケットに忍ばせて。

駐車場に行くと、みーちゃんは既にそこに居ました。

私が来るの、わかっているかのように。



垂直に立てたコンクリートブロックに私が座ると、

しっぽをピーンっと立てながら、脚に体をスリスリ、スニーカーにも顔をスリスリしてきました。

私のものよ!私のお気に入りなの!そう思ってくれてたのかな。

ある時は、立った姿勢で私の膝に前脚をかけました。

「ここに来たいの?」と、みーちゃんを抱き上げ、膝の上にのせました。





みーちゃんは、私の太ももの間のくぼみに、ぴったりと収まり、

私と同じ方向を向いて、香箱座りをし、動かずじーーっと座っていました。

丸まると毛が立つので、いつもより体は少しだけ大きく見えました。

毛でふさふさの体を、私の両手で優しく包み込みました。

丁度手の平にすっぽりと納まるサイズ。

「なんて軽いんだろう・・・・この子の命、こんな重さしかないんだ・・・・・」

涙が出ました。





小さい頭、華奢な首、撫でれば背骨はゴツゴツとして、

香箱座りの姿があまりにも小さいから、

「きっと子猫か若い猫かな」そう、思ってしまいました。





一旦膝に乗せてあげると安心して目を瞑ります。

右手をそっと背中に添えて、ゆっくりと前から後ろに撫でます。

壊れてしまいそうだから、優しく、ゆっくり、撫でました。

真っ暗な空を見上げると、綺麗なお月様が見えました。

膝の上にはちっぽけな猫。

ふわっふわっで、小さくて、可愛いみーちゃん。

じんわりと温かい。

みーちゃんの重さ、私の太ももを伝ってくる。

一緒に時間を共有する1人と1匹。

力の無い人間と、弱りきった猫、共に寄り添い、支えあいました。

夜空を見上げ、みーちゃんに触れ、一緒にウトウトする時間が大好きでした。

「しあわせって、こういうものかもしれないな」って何度も感じました。

一緒にうつらうつら、そんなことで十分なのかも。

みーちゃんと居る時が、本当に嬉しくて幸せでした。




「お尻、痛くなってきた・・・・」 私が弱音を吐いたらタイムリミット。

せっかく眠っていたみーちゃんを、膝の上から降ろさなければなりません。

その度に胸が痛みました。

その場を離れようとすると、ほとんど出てない声でニャっと鳴きます。

立ち去ろうとすると、みーちゃんが必ずついて来てしまう。

しょうがないから抱きかかえて、車の所まで戻って降ろし、しばらく様子を見ます。

毛づくろいをとても念入りにする子でした。

毛づくろいに夢中になってるタイミングで、私はダッシュで家に戻りました。




だけど、心はちっとも安まらない。

「ちゃんと車の下で寝てくれるだろうか。道路に飛び出したりしないかな。寒くないかな?寂しくないかな・・・」

みーちゃんを外に残して、私は部屋にある柔らかいベッドの上。

コンクリートの固い地面の上にいるみーちゃんが可哀想でたまらない。

もういっそ、部屋に連れて来てしまおうか・・・・

毎晩葛藤しました。

みーちゃん どれだけ心細かったか。悲しかったと思う。寂しかったと思う。

きっと寒かったし、不安でたまらなかったのに。

私は、心を鬼にして、毎晩みーちゃんを置き去りにしました。




「中に入れさせん!絶対入れるな!猫を入れたら許さんぞ!」

当時の父の常套句です。

一度、「野良猫を車に乗せて捨てに行く!」と脅されたこともありました。

みーちゃんのことで父と大喧嘩してる最中に吐かれたことです。

野良猫に対する社会通念とは、こんなにも酷いものでしょうか。

私から見る父は、自分にとって都合が悪い存在は邪魔者。

自分にとって都合がいい存在には愛嬌を振りまき、そうじゃないなら非情、無視、暴言。

現に、価値観が全然合致しない私のことを毛嫌いし、敵対心むき出しで反発してくる。

こういう人だから、みーちゃんを捨てることなんて、きっと大したことじゃないって思う。

それをやりかねない人間。

「野良猫」というレッテルで価値をはかり、嫌だ嫌いだ汚い臭い、悪態ばかり。

当時の私は両親に幻滅し失望していました。

特に父のことは憎くて仕方なかった。今でもあの時の怒りが忘れられません。

「もう二度と、この家で、動物は飼わない」 決心しています。





強行突破で入れたとしたら、母だって黙ってはいません。

この人を怒らせると、事態はさらに厄介です。

この平屋は「父と母の終の棲家」であることは間違いありません。

私が無職で収入がないので、居候している状況です。

やはり、両親の許可なくして、みーちゃんを家に入れることは賢明ではないと、自分に言い聞かせました。

結局、しばらくの間、この状況が続きました。





取り返しのつかないことをしたのは、私です。

家族が「入れたら駄目」と猛反発しても、私はこの子を保護すべきでした。

真っ先に病院に行き、ご飯を食べない理由を見つけ、食べれるようにしてあげるべきでした。

どうして、父なんかの忠告を守ったのでしょう。

「猫の毛が散らかるから汚い!部屋が臭くなる!絶対入れさせん!猫は飼わん!」

こんな風に父が言い続けたとしても、私は自分を信じて行動すればよかった。

貯金からお金をおろして、電車で病院に行く事だって出来たのに。

私は、両親から、とがめられることを恐れ、自分の立場を考え、仕方ないって諦めた。

私も深く傷ついていた。

「野良猫を救うこと」は正しいと思ったし、私にはその時一番大切なことだった。

だけど両親は、私が大切にしてるものを、大切に扱ってはくれなかった。

人間の本性とゆうか、親というレッテルを1枚剥がせば、ただの「わがままな人間」だった。

自分は猫が苦手だから。自分は猫が嫌いだから。そんなことで見放し、放置した。

それが自分の親かと思うと、ほとほと嫌になった。うんざりして、げんなりして、軽蔑した。

それでも、諦めるべきじゃなかった。

本当は、どんなに孤立して一人ぼっちになったって、私は自由に選択出来た。

「みーちゃんの命を守る」

最も大切で、何よりも尊い、「命を守ること」を一番に考えて、行動すればよかった。

私は心の底から、この当時の自分の選択を後悔しています。

「誰が何て言おうと、自分を信じて行動すること」が大事なんだってことを、私はみーちゃんから教わりました。 
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