生まれてすぐに妹猫のこなつと一緒に捨てられていたそう。保護主さんが育ててくれて、7ヶ月の時に我が家に来た。
譲渡会では、冷めた目をしてたけど。
お母ちゃんは君たちに一目惚れだったよ。
早く一緒に眠りたいって思ったけど、
なかなか布団に入ってくれなくて、
部屋で暴れたり、鳴いたり
それでもいつからかお母ちゃんの腕枕で寝るのが大好きになったよね。
朝目覚めても君はまだ腕の中でお寝坊さんだったよね。
おやつ、ごはんには必ずお返事するお利口さんで、おやつの時にはちゃんとお手までしてくれるようになったよね。
この子達は15年は生きてくれる。そう信じて疑わなかった。
あの日、あの夜、いつも通りに私のベッドの上で寝ようと毛づくろいしていた主水。
急に発作を起こしたようだった。が、すぐに動かなくなった。
突然のことで、どうしていいかわからずパニックになった私。かかりつけの動物病院は電話しても夜中だったので出るはずもない。
近所の救急動物病院はすぐに対応してくれた。
けど、けど、もう心臓が動いてない。
もう、ダメだと、頭の中では分かっていたけど
獣医さんは泣きじゃくる私のためか
心臓マッサージ、人工呼吸までしてくれた。
獣医さんはかかりつけではなかったのに、いい子だったってわかるねって言ってくれた。ほとんどのペットは飼い主さんがいない時に亡くなることが多いから、その瞬間側にいてくれただけでもありがとうって言ってるよと慰めてくれた。
それからのことはあっという間すぎて
ただ、ただ、毎日、毎日、
主水がベットの上で息をひきとるところからお葬式でお骨になるまでのシーンが頭の中で何度も何度も繰り返された。
君がいなくなってから、こなつはよく鳴くようになったよ。
君の写真をジーっと見つめて、いないことを確認してるこなつがいるよ。
君はお母ちゃんのところに来て幸せだったのかな。
お母ちゃんは君からたくさんの幸せをもらえたよ。
朝目覚めた時
君がいればなって思うんだよ。

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