
けれど私は覚悟が足りない飼い主で、それを想像しただけで恐怖で仕方ない。
動物病院に連れていく度に、何かみつかるのではと怖くて仕方ない。
今日はグルが私の腕枕で昼寝してくれた。
当たり前に信頼して身体を預けてゴロゴロ鳴いて寝てくれた。
馬鹿な私は嬉しくて、自分の睡魔も身動きもトイレも我慢して、ずーっと見てた。
生き物なら必ずくる別れ、きっと私ができる事は少ない。
私が一番怖いのは私の死ではなく、私の大事な者たちとの別れ。
世間でいう、たかが猫が私の中では特別になってしまっている。
起きたグルの片目がパチパチしていたので目薬を差したら怒って逃げた。
少しして、恐る恐る私に近づいてスリスリして、必死で私の顔をみる。
まるで「俺の事好き?」って聞いているみたいに。
抱き上げて「好きだよー愛してるよーごめんよー」で、やっと彼は
緊張を解いて私に体重を預けてくれる。
いつかくる運命の時には彼らは猫として黙って受け入れると思う。
私はその時は決断しなくてはいけない。
けれど、どれをどう決断しても彼らは受け入れてくれると思う。
私のできる事は少ないけれど、こうして信頼してくれるている猫達に
私は精一杯頑張ろうと思う。不甲斐ない飼い主だけど彼らは私を選んでくれた。
どうか全ての彼らの仲間たちに運命が優しくきますように。



















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