
つまんない日記ですが、自分で忘れないように…
今朝方、一年前に亡くなった愛猫が私の布団に入ってきた。
しかし我が家は多頭飼いなので、いつも誰かしらは私のお布団に入っているのだが。
寝ぼけているときは、ん?これは誰?とまず尻尾を触って確認する。
何故か我が家に縁のある猫はみんな尻尾がそれぞれ独自の形で曲がっている。
毛並みも身体の触り心地も違う。
最近、恋しくて思い出してばかりいた。
スーっと入ってきて私の肩に頭を乗せた。
背中をさわり、尻尾を確認して、「チェシャ⁈、チェシャ!」と言ったらのどをゴロゴロ鳴らした。
夢か現か…しかし、尻尾と毛並みは間違いなかった。
亡くなったその日、亡骸と一緒に寝た。
夢の中で上も下も無い真っ暗な空間に出てきた。
私が「苦しくなかった…?」
と聞くと、なんでもなかったよ、と言うように、いつものように私の手に顔を擦り寄せ甘えた。
さっきピアノを弾いた。
亡き王女のためのパヴァーヌ…
この曲は訳のニュアンスがちょっと違って、けっしてレクイエムではない。
本当の意味は 昔の王女のパヴァーヌ(踊り)という意味のしっとりして美しい曲。
あの子は長い間、私がこの曲を弾いていると必ずピアノの上に乗って目を閉じた。
騒音であるだけのはずだが。
この曲を弾くたびに思いだす。
ピアノの上を見てしまう。
今日はあの子の代わりに、仲の良かったハチワレがぴょん、と乗ってきた。
プロにくらべるとまるでゴミのような私のパヴァーヌ、猫だけが黙って聴いてくれている。

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