タローの冬 旋頭歌のように
木枯らしに
風花が舞いさざんか揺れる
陽は淡く
窓ガラスごし鳴く寒すずめ
目をあけて
頭をあげて時に見る窓
昨日居た
庭すずめらは今日は来なくて
たいらかに
タローは眠る寝言つぶやき
居眠りの
夢は来る春かつおのたたき
夢の中
タローは漁師四万十川で
かつお釣る
柳の枝を釣り竿にして
しずやかに
タローは眠る雑念持たず
やすらかに
タローは眠る夢にひたって

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もうひとつ
「外は木枯らし」
ガラス戸の内に陽が射しこんで
金目のタロー
タローが寝ている。
「カリカリ」食べて
トイレも済ませて
ほっと、くつろいで
タローが寝ている。
寒い部屋に脱ぎ捨てた
僕のジャンパーにもぐりこんで。
茶色の耳が見えてる。
昨夜僕が酔っ払った理由には
美しくも 関心は無く。





















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