ニンゲンの幸せがまず先決。。

2014年11月17日(月) 607 / 10

我が家のアッキーたんは、出戻りにゃんこさんです。
春にご近所さんのところに来ていたにゃんこが
産んだ子猫が４匹で、アッキーは一番最初に保護した猫ちゃんでした。
アッキー
わさびちゃん
あんずちゃん
あと１匹の子はある日突然姿が見えなくなってしまいました。
たすけてあげられなくてゴメンネ。

アッキーだけが返却回送されて、
結局我が家の猫になりました。粘り勝ちだー！

アッキーのお相手さんは、
とてもアッキーのことを大好きで
子どもというよりは恋人のように、慈しんでくれました。

でもアッキーが一番暴れん坊のときにお渡しした、ワタシが至りませんでした。
ずーっとゲージ暮らしだったにゃんこが、
ワンルームのゲージのないお部屋に放たれて彼はちょっとおかしくなっちゃったんです。
どんなに狭くなってもケージを用意してもらえばよかったんです。

アッキーを、お婿に連れて行くときに
電車で行ったのですけど、アッキーはバッグの中でずーっと泣いてました。
さすがにワタシも悲しくなっちゃいました。
（今までの猫ちゃんのなかでアッキーだけが大泣きしたにゃんこです。
わさびちゃんもあんずちゃんも鳴きませんでした。）

お相手さんのお宅にお連れして、
とてもきれいに暮らしているお部屋を拝見したら
ちょっとだけ、大丈夫かなと思ったのですが、
でも愛情で乗り越えてもらえるだろうと思って
トイレを無事に使うのをみて、安心してお家をあとにしました。

金曜日の夜にお渡ししてから
土曜日、日曜日、、祭日の月曜日と元気というメールがきて安心してました。

ところが、火曜日の夜、、はじめてのお留守番の日、
その夜彼女から電話が来ました。

彼女の声は涙声でした。
「ひょっとして、逃げたんですか？」
ワタシが一番初めに浮かんだのはそのことでした。
しかし、ちょっと事情はちがいました。

状況としては
今の自分の環境ではあまりにも元気すぎて対応できない、、ということでした。
でも、猫ちゃんとは離れたくないという気持ちとのせめぎあいだったようです。

電話で話しても状況が見えないので、とにかくお伺いすることにしました。

ちょうど、アッキーのママをつかまえるために用意した簡易ケージがあるので
それを持参して行きました。

彼女の家に着き、色々と話をして、ケージを使うか、連れて帰るかということで
結局ワタシから連れて帰りますと申し出ました。

ニンゲンの幸せがあっての猫ちゃんなんだからと

ずっと彼女は泣いていました。

でもそれだけ大好きになってくれてありがとう、
手に負えなくなって捨ててしまう人もいるんだから、アナタでよかったと。

ただ、ワタシはそのときちょっといじわるをしてしまいました。
あなたはニャンコのアッキーよりもニンゲンのアッキーを探しなさい、、って
まだまだ若くてきれいなんだから、、って。でもほんとに優しくて素敵な人だったので
幸せになってほしいなぁって。

アッキーは帰りの電車の中で、途中乗換のホームでちょっとだけ鳴いて
あとはずっとおりこうさんにしていました。

その時点でアッキーのほかに３猫のらにゃんキッズだったので
アッキーはもう里親探しをあきらめてウチのにゃんこになったのでした。

その後のアッキーは、おっとのひとの部屋の障子をボロボロにして、
オトイレ砂もバリバリ掻き出してきょうも元気にセンタクバサミをくわえて
とらたくんの頭をがぶがぶぺろぺろしてしあわせいっぱいなのでした。

アッキー、あなたのお名前付けてくれたあの子が幸せでありますように。
そして彼女に素敵な王子様が来てくれますようにお願いしようね。。。
そろそろ街はクリスマスの光景にキラキラ。。。
きょうは街の灯りもちょっと滲んでみえるね。