チロちゃん、あれから1年経ったんだよ。
ある寒い冬の日の夜、「私、このまま猫も犬も飼わないまま一生を終えるのかなぁ…」呟いた一言。
子供の頃から猫と暮らす事に憧れていたけど、色々な理由で何となく諦めていました。
それから約半月後、夫が、「猫ならいいかな」と。
本当に?夢みたい!でも…40年以上、憧れと諦めが私と猫という生き物との関係だったので、慎重になりすぎてなかなか行動に移せず。
ペットショップを覗いたり、猫カフェに行ってみたり、はたまた出会いを求めて知人が捨て猫を拾ったという公園に行ってみたり…。
季節は夏になっていました。
夫が「長い付き合いになるんだから、一番と思う猫にしな。ペットショップとかで買ってもいいし、日本猫がいいなら、保護猫、応募してみたら。譲渡してもらうのが難しくても、とりあえず応募しないと」と。
そう言われた翌日、ねこよみうたさんが預かりをされている『とらーず3兄妹』の末っ子『ユリちゃん』に一目惚れ。
急いでネコジルシに登録して応募しました。
![](/img/diary_image/user_213526/detail/diary_255240_1.jpg?h=f8c6ef06619d2ff39afff2e8238a4990)
トライアル前、最初は浮かれていた私でしたが、預かりさんの子猫たちに対する愛情の深さや、里親に求められるものを知るうちに「預かりさんの気持ちに我が家は応えることができるのだろうか」「求められる責任を重く感じて、息苦しくならないだろうか」「自分が家族と猫との板挟みになってしまわないだろうか」「ユリちゃんにとって幸せなお家って、ウチじゃないかも」飼ったら後戻りはできない…。トライアル期間の1週間で4キロ体重が落ちるほど悩みました。
それでも、子猫はとても愛おしく、明るくて頑張り屋で優しいユリちゃんのことが、どんどん大好きになっていきました。
家族でも、夫婦でも、預かりさんとも沢山たくさん話し合ったトライアル期間でした。
あれから1年…。
今では、ユリちゃん改めチロルはすっかり我が家の一員。
チロルが来て、家族の形が完成したと思えるくらい。
でも、1年前のトライアル期間中の自分の悩みを笑い話にすることは出来ません。
出来ることなら、思い出したくないくらいの重たい気持ち…。
ペットショップやブリーダーさんからお迎えしていたら、こんな気持ちにはならなかったんだろうな、と何度も思いました。
でも。でもでも。どうしても、離れたくなかった。一緒にいればいる程大好きになった。
今では、ねこよみうたさんは我が家にとってチロルの実家のお母さんのような存在。
子供達のことも可愛がってくださって、長女も次女もねこよみうたさんが大好き。
私も、アレコレ話しやすく、お喋りすると、ついつい長話になってしまいます。
もし、もしも、私が子供達を里子に出さなければならなくなったとしたら。
そう考えれば、保護主さんや預かりさんのお気持ちを想像することは難くなく。その気持ちを受け止めて尚、楽しく暮らしていく。それが里親になることなのだと感じています。
「チロぉ、大好きだよぅー!来てくれてありがとうー!!」特別な日でなくても言ってる次女ちゃん。
なのにチロは淡々とした長女の布団で眠る…。
嫉妬に狂う次女。笑ってなだめる夫。
我関せずのチロル。
よくある我が家の風景
チロちゃん、これからも仲良く暮らしていこうね!!
![](/img/diary_image/user_213526/detail/diary_255240_2.jpg?h=f8c6ef06619d2ff39afff2e8238a4990)
![](/img/diary_image/user_213526/detail/diary_255240_3.jpg?h=f8c6ef06619d2ff39afff2e8238a4990)
![](/img/diary_image/user_213526/detail/diary_255240_4.jpg?h=f8c6ef06619d2ff39afff2e8238a4990)
![](/img/diary_image/user_213526/detail/diary_255240_5.jpg?h=f8c6ef06619d2ff39afff2e8238a4990)
最近のコメント