小さな命 - hironyaさんの猫日記

小さな命

2010年2月13日(土) 439 / 6

私の好きな詩をのせます

君の入れたお茶を　もう一杯　飲んでから行きたいよ
肩も抱けないなら　せめて少しぬくもりが欲しい

窓が煙ってるね　君の好きな霧雨の朝だから
君の目に映った風景を　車で出て行くよ

小さな命を宿したのを　どうして隠していたの　ああ
君だけが決めた別れを責め　ゆうべは語り明かした
あせた青春に　涙を浮かべて
　
角を曲がってから　僕はワイパー早く動かしてた
前がにじみすぎて　もう何も見えなくなりそうで

月日が二人を大人にして　世界を違えて見せる　ああ
君は僕さえも信じられず　何を求めて生きるの
あせた青春をふりむきもせずに
（荒井由美）

人も動物も
同じように命のことを考えていると思う
猫が、窓越しに遠くを見つめている
今までの思い出、悲しみを
一人考えているのだろう
わからないのは人だけ

きっと猫は人より大人なのだろう
それは・・
自分で生きて行かなくてはいけないから

きっと人間は猫より子供なのだろう
それは・・
自分で死を選べるから
（死ねると、思っているから）

動物が自殺するのは
種を守るため
人間が死ぬのは、わがまま
（とは、言えない。辛い。）

命って・・命って・・

野良猫の親子
父さんから言われた
人が触ると
臭いがうつって母猫が
子猫をかみ殺すと

ボクは子猫が欲しかった
父の忠告を無視して
巣を見つけ
子猫をつかんだ

つれて帰れば良かったのかも知れない

母猫が口に咥え移動する
子猫の数が一匹少なかった

うそだよね父さん
そんなこと無いよね
父さん

あせた思い出のはずが
鮮明におもいだしてしまった

なぜ
こんなこと思い出したのだろう

小さな命を
自分の命を
考えたからかもしれない

そろそろ
朝日がのぼる
あたりまえのように

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