命の尊さ

2006年6月17日(土) 2006-06-17T10:00:34+09:00 369 / 11

違うサイトでも書きましたが、昨日の「ポチ○ま」を観ました。
泣きました。今朝も泣きました。

それは、人間の勝手により捨てられたり預けられたりして保健所に運び込まれる動物達の事でした。
寒い冷たい檻に入れられている、ワンちゃんやにゃんこ達・・・。
みんな、寂しく悲しい目をしていました。
アメリカでは、そういう動物達に新しい飼い主さんを探してあげる施設があります。
病気で手の施しようが無い子達だけ処分されているようです。
それなのに我が国日本は、健康な子も、生まれたばかりの命も、多数が処分されています。

民間のボランティア団体だけでは、費用がかかるし、それにそういう団体が少ない・・・。
国自体で協力態勢を取っているアメリカやヨーロッパの国々に比べ、なんと日本の情けないことか・・・。

ペット＝家族という認識も薄いと思います。
私がお金持ちだったら、私は動物愛護の為に使いたい・・・。
きれいごと言ってるようにしか聞こえないかも知れないけど、長年考えていることです。

私自身が、龍の前に飼っていた♀の犬智子（ちこ）を、そういう形で失っているからなのです。
乳ガンがひどくなり、彼女自身も相当な苦しみと痛みを伴っていたと思いますし、高齢だったので呆けも始まりましたが、私は最期まで彼女の世話をしてあげたかった・・・。
彼女が長年住んでいたこの場所で、眠りにつかせてあげたかった・・・。
だけど、私が仕事に行っている間に両親が「もうこのまま生かせておくのは可哀想」だと言い、安楽死も検討しましたが、かかっていた獣医さんが安楽死を認めず、保健所に連れて行ってしまったのでした。
彼女が職員さんにリードを持たれたら、一度だけ振り返り、あとは大人しく職員さんのあとをついて行ったそうです。
その姿を想像するだけで、智子の事を考えたり文章にするだけで、もう８年も経とうとしているのに、昨日の様に鮮明に智子の姿が浮かび、涙が溢れて止まらなくなってしまいます。
智子と過ごした１７年が、今でも忘れられず、智子に似た犬を見かけると悲しくなってしまいます。
本当に可哀想な事をしてしまいました。
今でも智子に対する思いと懺悔の気持ちで一杯です。
もう２度とこんな思いはしたくありません。

だから、今一緒にいる龍やミーコやユウは絶対に、そんな目に遭わせないと心に誓っています。

そんな私が、保健所に動物を連れて行く人間達を責められないかも知れません。

でも、一つでも多くの命を救ってあげたい！
そう願う毎日であります。