我が家の「さくらサン」

2014年7月13日(日) 81 / 0

我が家で暮らすようになった最初の猫さんでした。
写真がフィルムのものしかなく、掲載できず残念です。。。
三毛の♀でした。
近くの遊歩道にダンボール箱に入って置かれていたようでした。きっと、引っ越した方が置いていかれたのだろうと思います。。。
ちょっとキツイ目つきをしていて、シャーッ！と唸るので敬遠気味だったのですが、それでも諦めずに我が家へ通ってきました。
だんだんに痩せてきているように見受けられたので、父がカリカリをあげたのが最後、完全に終の棲家と決め込んだ様子でした。
我が家は土間なのですが、１年３６５日そこから離れなくなりました。
夏は土間でベターっと横になり、冬は灯油ストーブの前に陣取って恍惚の表情を見せていました。
いつの間にか「さくらサン」と呼ぶようになっていました。我が家では、ヒトを含めて動物には尊厳を込めて「さん」を付けて名前を呼ぶ習慣が有ります。
手で撫でようとすると、シャーッ！と威嚇され、スキンシップはとれず仕舞いでしたが、段々と水を飲む量が増え、吐くようになったので、犬猫病院に連れて行ったら既に重度の腎臓病とのことで、その夜に家族全員に見守られて、最後に大きく全身を屈伸させて息を引き取りました。
おそらく５歳未満だったろうと思います。不憫さがひしひしと湧いてきました。
翌日、家族全員で動物霊園に連れて行きました。今は隣接の植物園の雑木林で安寧に暮らしていることと思います。

私は犬派だったのですが、今ではだいぶ猫派になりました。それというのも、命を最期まで看取るという経験がとても大きかったと感じています。

さくらサン、ありがとう！

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