記憶がない10日間の出来事

2015年6月23日(火) 2015-06-23T10:55:14+09:00 330 / 0

6月12日

職場のお隣さんちの外ネコのクロちゃんが具合悪いことに気付く。
っていうか数日前から見かけてなかった。
っていうか動かなかった。

保護して病院へ連れて行き、点滴、インターフェロンを打ってもらう。
この日は少しだけご飯を食べた。


6月13日
キナコモチの赤ちゃんを二人、長男の友人宅へお届ける。
大事に可愛がってくれると思うんだ。

クロちゃんはこの日も病院で点滴。でも元気が戻らず。


6月14日
キナコモチの赤ちゃんを二人里親さんのもとへお届ける。

クロちゃんはいよいよ具合が悪くて入院。
検査の結果白血病と判明する。インターフェロンが効いてない。


6月15日
クロちゃんの面会で延命治療状態と告げられる。
回復の見込みはないと。

仔猫と離れてさみしいキナコモチを沢山抱っこする。


6月16日
最期はうちで、と思い、クロちゃん退院。引き取る。

キナコモチも沢山撫でてあげる。

6月17日
明るくなって外へ行きたがるクロちゃん。
外の子だから生まれ育った場所がいいのか、と思いお隣さんへ連れていく。

キナコモチに少し元気が戻る。

6月18日
お昼まではクロちゃんの姿を見かけたけど、その後はみかけず。
ここで、お隣さんの仔猫を保護することを決意。
と同時に動物愛護センターに通報。


6月19日
夕方、仔猫を2匹保護。
健康にして里親さんを探そうと思い病院へ連れて行き帰宅。

長男が泣きながら家から出てきて、キナコモチの死を告げる。
キナコモチは家の前で車にはねられて死んでしまった。
長男（と私の母）はそれを全部見ていた。二人でぼーぜん。


6月20日
キナコモチ火葬。

お姉ちゃんネコ2匹もおかしくなり、一日中家で寝てたり、
帰ってこなかったり。


6月21日
保護した仔猫がクロちゃんそっくり、キナコモチそっくりで。
もともとクロちゃんもキナコもお隣さんの子だからそりゃそうだ。

もう、うちの子でいいかな、と思って名前を決める。（とても揉める）


6月22日
帰宅すると、仔猫のムギとネギのうち、臆病なムギが行方不明に。
必死で探す。


この10日間の記憶があんまりない。
こうして書いてみると毎日何かしらネコのために動いていたようだけど。

10日で4kg痩せたよ、俺。

キナコモチの思い出話が、トイレ失敗系と食いしん坊ネタばっかりで、
キナコモチったらどんなネコだったんだよ、って思うけど、だけど本当に
かわいくてかわいくてかわいくてかわいくて仕方なかった。

沢山の写真も沢山の動画もどれも全部可愛くて、どの角度から見ても可愛くて
私はキナコモチを溺愛していた。

なんで轢かれたのがキナコモチなんだろう。
なんで即死なんだろう。

他の子なら轢かれてもいいってわけじゃないけどなんでよりによって
私がこの世で一番溺愛しているキナコモチが死んじゃうの。ちきしょう。


私が代わりに轢かれたかったよ。

キナコ、キナコ、キナコ。
もっともっと幸せにする予定だったの。
もっともっともっと溺愛する予定だったんだよ。
世界で一番幸せなネコにしようとおもってたのに全然足りなかったねえ。
ごめんね。


クロちゃんはかしこいネコだったねえ。
私の手からご飯を食べて、いつものんびり歩いていて。
白血病だったなんて信じられないよ。
ちゃっかり会社の中に入ってきて、黙っておやつを待ってる写真があるよ。
毎日、クロちゃんと遊べて楽しかったんだよ。
会社に行くのが楽しかったんだよ。


クロちゃんにもキナコモチにも会えなくてさみしいよ。

だけどムギとネギがイタズラするから忙しいよ。

もう一回抱っこしたいなあ。