オクラの一日は朝6時に目覚めるところから始まります。オクラを保護した人と一緒に車で出勤します。オクラの世話をできる人が保護した人しかいないのと、オクラのトイレの臭いを嫌がる人がいるので家で留守番をすることは出来ません。
保護した人が毎朝出勤の途中によるコンビニにはノラ猫が1匹住み着いています。オクラはいつもジッとその猫を車の中から食い入るように見つめます。お母さんの面影を見ているのかもしれません。
移動中は保護した人のひざの上でスヤスヤ眠ります。甘えん坊のオクラは誰かのひざの上で寝るのが大好きです。
保護した人の仕事は農業です。保護した人が畑に行っている間は車の中でお留守番をします。日中は暑くならないようにエアコンがかかっていますが元気なオクラにとっては狭い車の中は退屈なのかもしれません。
朝の休憩、お昼の休憩、夕方の休憩の3回だけオクラは車の外に出て気ままに散歩することが出来ます。嬉しそうにしっぽをピンと立てて辺りを散策します。休憩時間が終わる頃になるとオクラはいつもどこか狭いところに隠れてしまいます。不自由な思いをさせてゴメン、オクラ。頼むから車のタイヤの上に隠れてそんな目で見つめないで。
まだ子猫のオクラにとって一人ぼっちの時間は辛いはずです。狭いところでのひとり遊びだけで満足出来るわけもありません。本来ならば母親に甘えながら遊ぶヤンチャな年頃です。オクラが猫らしく自由にのびのびと暮らせるようになる日までどれだけの時間がかかるのかは分かりませんが、その日までオクラは頑張り続けます。将来オクラがたくさんの家族に囲まれて幸せな日常を送れる日が来ることを祈ります。
次回は【休日編】についてお伝えします。
ぺったん したユーザ
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