先日我が家で飼っていたキジトラの「じゃが」が亡くなった。
わずか5ヶ月だった。
こんなにも早く虹の橋を渡ってしまった小さな命。
それを蝕んでいたのはFIPという病気。
じゃがはビビリな子であったが、食欲旺盛で懐くとべったりという甘えん坊な子でもあった。
窓際が好きで、よく窓際や私の座っていた座椅子で寝ていた。
もともとあまり活発な子では無かったが
9月の頭からだろうか
少しお腹が大きいような気がした。
ガスか便だろうか？
この時はまさか腹水が溜まっているとは思いもしなかった。
それからは早かった。
すぐにお腹はぼってりとハリが出てきた。
病院に行くとやはり腹水が溜まっていると診断された。
FIPだった。
前にいた黒猫もこの病気で亡くなったが、症状は緩徐で緩やかに進行していった。
そういうものだろうと思ったが、この子はちがった。
すぐに腹水がたまり、すぐに飲水も食事も出来なくなってしまった。
そして、痙攣と意識朦朧の中、彼は亡くなった。
まだ5ヶ月だった。
痙攣して発作中と収まっている時、ちー太はそばに寄ってきた。
何をするのだろうかと思ったら、いきなりじゃがの身体を思い切り噛みつき始めた。
でも、私にはすぐわかった。
起こそうとしている、必死に。
がむしゃらにいろんなところを噛みまくり、鳴いてじゃがを必死に起こそうとしていた。
やはり兄弟の死が近づいているのを、分かっていたのだろう。
正直見ていられなかった。
それからほどなくして亡くなったが、ちー太は今のところ変わりはない様子で少しホッとした。
FIPという病気はこれからも子猫を苦しめ続けるだろう。
その名を診断されるということは今の動物医学では死刑宣告となんら変わりない。
子猫のうちに多く発症するため、治療も難しい。
今行えることはただの対症療法でしかなく、苦しむ期間を長くしているだけにしか私は思えない。
だからじゃがもコタローもなんの治療もせず、ただ脱水には自宅で点滴をするぐらいだった。
すこしでもこの病気で苦しむ子達が減ることを祈り、じゃがとコタローの死を偲ぶ。
じゃが、天国でたくさん大好きなちゅ〜るを食べさせてもらうんだよ！
腎臓病にならないからたらふく食べなさい(^_^)
ぺったん したユーザ
ぺったん
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