ねこの歯周病☆調べました

2014年7月22日(火) 1222 / 17

お友達のオハナちゃん、長年の歯周病で先日、抜歯されてきたとのことでしたが
どうも、まだ炎症が残ってて病院に行かれたと。

すると・・・３本残ってる？？って
残ってるって事は、歯周病菌は全滅してないってことになるんじゃないの・・・

私・・・もう・・・パート始めて１年・・・キャ～～～（＞ｍ＜）早すぎる！！
あ～～また高速で歳とったわぁ・・・
歯科で助手やってるんですが、さすがに色々勉強することに自然となるんですね～～！！

沢山の患者さんを見てきて、（　診るのは先生（笑））
歯周病菌とは！！治療とは！！
いつの間にか知ってしまってるんですね～～（＞ｖ＜）

歯周病菌は空気が嫌いなんです。
だから歯と歯茎の間に住んでるんです。
歯が無くなったら菌がかくれる場所が無くなるんです。

歯垢は歯ブラシで取れますが、磨き残した歯垢が歯石になって固まると
ばい菌の岩のような物がへばりついてる様なものなので
専用の器具で取らないと取れません。

なかなか気が付かずに進行してると歯周ポケットが４ｍｍとか
もっと酷くなると１ｃｍ以上の場合も・・・
こうなると、歯石は歯茎の中奥深くにへばりついています。
歯茎を切り開いて、歯石をとる場合もあります。

ここまでお読みいただくと、イヌ、ネコが歯周病になった場合
人間と同じことができればいいのですが、全身麻酔で眠ってしまった状態でしか
治療が難しいのが分かっていただけると思います。

まだイヌは固体差も性格もありますが、見えてる歯石くらいなら取らせてくれる子もいます。

ネコは・・・難しい・・・

ネットで色々調べました。

「ペットの歯医者さん　ナス動物病院」のHPにたどり着きました。

「歯周・口腔内炎症疾患」の項目を読むと・・・

やっぱり・・・

重症のネコの歯周病のなかで最も治療効果の高いのは抜歯治療。
すべての臼歯、あるいはすべての歯を抜歯することだそうです。

歯がなくなれば、歯肉口内炎を悪化させる細菌が無くなるのに
歯肉炎の治療として長期間のステロイドの内服によって糖尿病やクッシング病など
副作用を発症している子もいるんだそうです。

（そういえば・・・私のお友達のネコちゃんは、ステロイドの副作用で糖尿病になり
毎日、自宅でインシュリンをうってます。）

（そういえば・・・歯が一本もない総入れ歯のお年寄りの歯茎はキレイ～～！！）

ただ、全ての歯を抜歯できる高い技術と専用の設備
長時間の麻酔に耐えられる体力がネコにあることが必要だと・・・。

ナス動物病院のHPには、沢山の症例が写真と一緒に掲載されています。
手術の様子は苦手な方もおられるかと思いますが、沢山の知識を得られる内容だと思います。

イヌなんかはまったく人間の歯周病の治療の工程と同じです。
ただネコはイヌと違って麻酔に弱い、麻酔の影響が腎臓にきたりするので
一生のうち何度も手術するのはリスクも高いですよね。

ほんと、最初はやっていけるかと思ったパートでしたが
最新の治療をされる勉強家でメチャ気難しいDrのもと、
ネコちゃんのことにも繋がる知識を得られて
得したかも～～！！

あっと！！歯周病菌
歯茎から血液の中に入って体中で悪さするんですよ～～
なので・・・歯茎が炎症起こしたら、直ぐに腕のイイ歯科に行ってください！！

獣医さんも色々、医者も色々、歯科医も色々ですから～～（笑）
歯は削ったら元に戻りませんから～～～！！！

また、何か思いついたら書くことにします（*＾ｖ＾*）