子猫を保護-直後にできる事-

とにかく暖めましょう!!

子猫にとって、体の冷えが一番の敵です。離乳するまで、子猫は一日の大半を兄弟達や母猫に寄り添って過ごします。特にひとりぼっちで捨てられていた子猫の場合、体温の低下が原因で元気を無くしている事がとても多いです。暖める事で元気を取り戻す事が多々あります。離乳前の子猫はもちろん、離乳後の子猫であっても、保護直後からできるだけ暖かく保温をしてあげるようにしましょう。

出先での緊急的な保温法

近頃ではコンビニや100円ショップが日本中あちこちにあります。大抵の場合はここで保温に必要な様々なものを揃える事ができます。

使い捨てカイロ

使い捨てカイロ

長期的な保温には不向きですが(暖かさが持続的ではない、温度調節が細かくできない為)一時的な保温には手軽で最適です。使用する場合には必ず布などでくるみ、手で暖かさを確認してから使うようにして下さい。

ハンカチ、フリース素材

ハンカチ、フリース素材

タオルはループ状の糸が爪に引っかかり、取れなくなる事で指にケガをする恐れがあるためあまりお勧めしません。柔らかな綿のハンカチは吸水性にも富み、爪も引っかかりにくいので一時的に子猫をくるむのにはとても適しています。ただし保温性が若干低いので、枚数を多くするなどの工夫が必要になります。

フリース製のブランケットやマフラーは保温には最適です。こちらはハンカチとは逆に吸水性が弱いので、綿のハンカチと組み合わせて使うなどの工夫が必要です。

小さな子猫1匹ならば、子供用のニットやフリース製帽子にすっぱり収まってしまいます。丸みを帯びて作られているため、思いのほか良い保温材料になってくれる事があります。

段ボール箱

段ボール箱

コンビニやスーパー、その他の商店などにも必ずと言っていいほどあります。事情を話して一箱譲っていただきましょう。ダンボール箱は手軽で保温性にも優れています。使用する場合は中に入っていた品物にも注意しましょう。洗剤などの化学薬品の入っていたものは、こぼれた薬品に子猫が触れてしまい、思わぬかぶれなどを引き起こす原因になる事もあります。食品の入っていた箱などが安全でしょう。

まずは動物病院へ

まずは動物病院へ

その子をこの先自分の家の子としてお迎えするしないに関わらず、子猫を保護したらまずは動物病院へ連れて行きましょう。健康チェック、月齢週齢の見定め、必要であれば補液などの処置を行ってもらいます。また、哺乳の必要な週齢であった場合、ミルクや哺乳瓶などの必要なものを病院で買う事ができます。

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