高齢猫に多い病気って?

近年、猫の平均寿命が上がり、高齢化が進んでいます。
人間と同じように猫も年を重ねるごとに病気の発症率も上がりますし、年をとれば若いころとは違うことに気を付けなければならなくなります。

今回はシニア期(高齢期)にかかりやすい病気と気を付けたいことを紹介します。

老化で見られること

猫のシニア期は大体8歳ごろからを指します。シニア期になると老化がみられるようになります。

老化の現れが分かりやすいのが被毛です。若いころに比べて毛色は退色しますし、毛質も水分や脂分が減りパサついてきます。特に猫の顔周りはひげなどの白髪が目立つようになります。皮膚にはいぼができやすくなりますのでシニア猫は被毛のグルーミングも成猫時より気を使ってあげましょう。

年をとるとセルフグルーミングの頻度が減りますので、毛玉ができやすくなります。皮膚炎を予防するためにもグルーミングで余分な被毛を取り除いて毛玉の防止を心がけましょう。

歯周病もチェック

次に、猫の老化が分かりやすいのは歯といわれています。歯が黄色くなって口臭も昔よりも出てきます。歯周病が進行している場合もあります。歯磨きを定期的におこなってない猫については老化かなと思わずに一度、動物病院で歯周病が進行していないか見てもらうといいでしょう。

歯周病は老化と共に発症しやすい疾患の一つです。

猫も年齢とともに筋肉量が全体的に落ちますので体つきも細くなります。老化により痩せる場合は徐々に痩せていきますが、急に痩せてしまう場合は要注意です。

他にも、目ヤニも多くなり、爪も伸びやすくなります。これは爪とぎの頻度が落ちるためです。一般的にみられる老化のサインですが、病気の合図の場合などの場合もありますので日頃からよく観察してあげてください。

高齢になるとかかりやすくなる病気

年を取ると病気にかかりやすくなるのは人間も猫も一緒です。シニア期にかかりやすい病気を紹介します。

歯周病

昨今では犬の歯磨きは定着していますが、猫の歯磨きについては犬にくらべて未だ普及していません。

しかし猫にも歯周病はあります。特に高齢の猫はいままで溜まった歯石などから炎症を起こして口内炎を発症することもあります。口内炎を併発していると流延や痛みからごはんが食べれず、食が細くなります。猫にとってもお口のケアは大切ですね。

甲状腺機能亢進症

ホルモン系の疾患は年齢とともに発症率があがります。特に10歳過ぎた猫の発症率が高いといわれています。
甲状腺のホルモンの過剰分泌により発症します。

主な症状は、食欲は旺盛なのに痩せる、毛づやがなくなる、攻撃的になる、便が緩くなる、元気消失、水分量が増える、です。

これらは老化の症状と似ているため年をとったからかなと見逃しがちになります。一番気付きやすい症状は『食欲が旺盛なのに痩せる』になりますので、毎日のコミュニケーションの中でよく猫を触り、状態に気づいてあげましょう。

肥満細胞腫

肥満細胞腫は皮膚と内臓に発生する腫瘍になります。皮膚型と内臓型があり、同じくらいの発症率になります。

猫が高齢になると皮膚にできもの(いぼ)ができやすくなります。大抵の場合は老人性イボで年をとるとできる良性のいぼになりますが、肥満細胞腫の皮膚型のように悪性の腫瘍の場合もあります。

皮膚型は頭部によく発生し、耳周辺に発生しますが、首や身体など全身にできる可能性はあります。また、1つだけの場合もあれば多数できる場合もあります。

内臓型は脾臓や肝臓、腸などに発生し転移しやすく、症状としてはよく眠るようになる、急激に痩せる、食が細くなる、嘔吐などがあります。

猫の肥満細胞腫は腫瘍の一種になりますので放置すると命に係わることもあります。

変形性関節症

猫が年をとったことで骨や関節が弱くなり、関節に負担がかかりその関節が炎症を起こしてしまうことが、変形性関節症と呼ばれる関節炎になります。

症状としては、ジャンプをしなくなる、遊ぶ頻度が減る、寝ていることが多くなる、関節を舐めるなどの症状がみられます。これは関節が痛いためにみられる症状です。

いままで活発だった猫なのにという異変に気づいたら一度動物病院に見せることをお勧めします。変形性関節症は早期発見早期治療が何よりも大切です。特に肥満気味の猫は関節に負担がかかりやすく発症しやすいので注意してあげてください。猫の体重管理は若いうちからしっかり行いましょう。

腎疾患

猫がかかりやすい疾患で有名な腎疾患ですが、高齢になるほど発症率があがります。

猫が腎疾患にかかりやすいのは元々、砂漠にいたため飲水量がすくなく、尿を濃く出すため腎臓に負担がかかりやすいと言われています。いまだに詳しいことは不明となっています。しかし、実際にかかりやすいのが事実です。

慢性の腎不全にかかりやすいと言われていますが、ウイルスや細菌の感染により起こる腎炎や尿石症など、ほかの病気が引き金で発症することもあります。

慢性腎不全はゆっくりと進行し、初期症状では多飲多尿の症状しかみられないため気づくのが遅くなりがちです。さらに進行すると尿毒症を起こし、元気消失、体重減少、下痢、嘔吐などの症状が見られるようになります。さらに進行すると命にかかわります。

シニア期にかかりやすい病気と老化の特徴は同じものが多く、気づきにくいことがあります。猫とコミュニケーションをしっかりとることで異変にも気づきやすくなりますが疾患によっては難しいものもあります。

腎不全のように進行が遅い疾患は気づくのが遅くなると治療がより大変になります。そのためシニア期には定期的な健康診断に行くことをお勧めします。

また、日々の健康管理で予防できる疾患もあります。日々の健康管理もしっかりと行いましょう。

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