ペット移動販売（知事からのお返事）

2016年3月15日(火) 663 / 15

先日、県内での「ペット移動販売」の実態について知事にメールを送りました。

知事からお返事です。

このたびは、メールをいただきありがとうございます。

　●●様が心を痛められたご体験からお送りいただいた、動物取扱業者、特に移動生体販売を行う営業者に対する指導強化等のご意見について、私も残念な思いでメールを拝見いたしました。

　動物の生体販売を行う動物取扱業の指導等につきましては、秋田県動物管理センターにおいて、動物愛護管理法に基づく登録申請の受付や、現地調査等を実施し、営業者が行う感染性疾病の予防対策や、飼養管理状況の確認等を行っております。期間限定によりホームセンターなどの会場を借りて動物の展示・販売を行う場合においても同様であり、県内では毎年１０件程度、県外営業者による開催実績があります。

　各営業者に対しては、販売する動物の年齢を考慮しながら、動物の健康状態を把握し、飼養管理の状況を記録するなどの責務を遵守するとともに、購入される方への個体に関する十分な説明や、動物引き渡し後の問い合わせへの真摯な対応を行うよう指導しております。

　今回、●●様が体験された事例を知り、動物取扱業は、移動等によるストレスや慣れない環境での飼養管理などにより、動物の健康が損なわれることがないよう、管理に細心の注意が必要な業態でもあるということを改めて強く認識いたしました。
　今後は、取り扱う動物の更なる適正管理や、運営体制の充実、従事者の意識の向上について啓発するとともに、販売しようとする動物に異常な個体が確認された場合の対応などについて、改めて指導の強化に努めてまいります。

　また、ご要望のありました本県における移動生体販売の禁止についてですが、営業施設を移動して生体販売を行うこと自体は、現状において、営業形態の一つとして法令上認められている行為でありますので、国への要望等を含めて今後検討したいと考えております。当面は、複数の県などで営業展開する県外営業者の情報や不適切な対応事例について、隣県の動物愛護行政担当機関とも情報交換を密にして、監視・指導体制を強化してまいります。

　こうした取組を通じて、「人と動物が共生する社会の実現」を目指し、県民をはじめ、関係団体、営業者などとも協働して、「動物にやさしい秋田」の取組を進めてまいりますので、ご理解くださるようお願いいたします。

　今後とも、県の動物愛護対策や関係者の取組について、お気づきの点がありましたらお知らせください。
　●●様のご健勝をお祈り申し上げます。

有難いお返事でした。
今後、こんな事が少しでも無くなりますよう願っております。

可愛い動物達の為に。
そしてあずきやワンちゃんの為に。