何のために生まれてきたのか

2016年9月13日(火) 629 / 2

昨日、Hさんのお宅で一匹の野良猫が死にました。

茶トラの子猫だったそうです。

私が、Hさんのお宅を訪ねた時には、すでに保健所から連絡を受けた業者が、遺体を引き取りに来たあとでした。

子猫がHさんの庭に現れたのは1週間前。昼は、庭先の陽の当たるところで日向ぼっこをして、夕方には隣の家の物置の下に移動して就寝。それを毎日繰り返していたそうです。

Hさんは猫が苦手。長年、野良猫の糞尿被害に苦しんでいましたが、体が痩せて手足が目立つ子猫の様子、誰かに捨てられたのかもしれないと不憫に思い、追い出さずそっとしておいたそうです。

そしたら、昨日の朝、子猫は死体で見つかりました。前日から続く酷い雨と気温の低下で、体力の無い子猫は衰弱死したのだと思います。

この世に生まれて数か月の命でした。

なぜ、一匹でいたのか。母猫や兄弟がきっといるはず。でも、近所の人に聞いても、茶トラの猫は見たことがないという返事。では、子猫は死に場所を求めてきたのか。そんなことはないはず。もし、Hさんの家ではなく、近所の猫屋敷、Mさんの家に行けば仲間がたくさんいるし助かったのかもしれない。もし、先週Hさんが私を訪ねてきたときに、玄関をノックする音に気づいていれば違った結果になったかもしれないと考えてしまいました。

不幸な猫は見たくない。できれば猫にかかわりたくないと思っているのに、なぜ神様は私を試すのか。

また、子猫が私の目の前に現れました。それも６匹。あ～（泣）

42 ぺったん