少しお休みです

2017年3月17日(金) 2017-03-17T20:00:23+09:00 420 / 0

2月28日、父が他界しました。







28日の13時、母からの第一報。
すぐに行くと言ったものの、直属の上司が外出中で、とにかく今手に付けている仕事だけは片付けようと。

震える手と滲む涙も30分もすると落ち着いてきて、夫へ連絡することを思いついて電話して。

心配する部長に冷静になったと伝え、仕事を続けていると夫から電話。
まだ会社だと伝えると、叱られた。

こんな時に母を一人にするなと。


あぁそうか、と気付いて帰宅した。



夫もほぼ同じくらいのタイミングで帰宅してきてくれたので一緒に実家へ向かった。



まず父の顔を見ようと思ったけれど、まだ検死中ですと言われ。
リビングで事情聴取を受ける母の傍でたまたま休みだった姉とただ待つのみ。


父は決して健康な体ではなかった。
ちょっとの距離を歩くのも、ただ座っているだけでも辛そうだった。
糖尿病や心臓、あちこちに爆弾を抱えていた。

でも、手術入院から退院した翌日のこと。
私は、手術ミスを疑った。

手術をした病院も父を運ぶよう言ったらしいが、死因が分かってもねぇ…と断ったそう。

結局、心臓死という結論。


退院は予定より伸びての27日。
もう一日退院が伸びていたら、朝の健診等で助かったのかもしれないねと、父の従兄が言った。


3月1日生まれの父。もう1日生きていれば68歳だった。
予定が合わず、早めにした2月19日の誕生日会。
それが父と会った最後だった。

膝が痛いから外食はいつもテーブル席だったけど、掘りごたつのある店だったので和室にした。
それでも、途中から横になりたそうだった。

姉も風邪で体調が悪く、これは仕切り直しをしようと言っていた。
大好きなタコの天ぷらも、カキフライも少しずつだけど食べて、花粉症が辛いと笑っていた。




もうすぐ、祖母の一周忌だった。

仲が悪いのに迎えに来たのかなって、姉と話した。
まだ、早いよねって。




私が小学校低学年の時、よく旅行へ行った年があったのを覚えている。
ディズニーランドや大阪花博。海遊館も行った。
人生で一度きりのキャンプにも行った。

仕事でほとんど連休のなかった父なのに、その年だけはいろんなところへ行った。

たぶん、父が余命宣告を受けた年だったのだろう。

大学生になって初めて、母に聞いたことだった。


それを思えば、長生きしてくれたと思う。

でも、やっぱり早いと思って。
頭が整理できなくて。

お骨揚げのとき、たくさんの父を残して帰るのが嫌だった。




3月11日、祖母の一周忌と父の二七日とを一緒にした。




明るい話題も暗い話題も嫌で、ネコジルシにも来ないようにした。

昨日、実家に行ったけど父の遺影をまだまともに見られなかった。



祖母が亡くなったとき、祖母の遺産を私たち姉妹にも分けてくれた。

でもそれは、違ったらしい。
母曰く、父の遺産。生前分与のつもりだったようだと。



祖母が生きているうちから、自分の方が先に逝くと言っていた父。

義父が亡くなった時、次は自分だから頼むなと言った父。

車の運転が大好きだったのに、もう出来なくて免許の更新はしないと言っていた父。

口下手で。
猫が好きで。
頑固で。
私たち姉妹をとても愛してくれていた父でした。





書くことで少しでも気持ちの整理ができたらと思ったのですが、ネコジルシ復帰はもう少し先になりそうです。

お友達の皆様。ぺったん・コメント、もうしばらくお時間ください。