里親様が決まって

2017年12月3日(日) 2017-12-03T21:52:47+09:00 247 / 0

12/3　快晴

今日は奇しくも自宅で生まれたちびを里親様に譲渡する日であった。
ちびはよく人に懐き、人の足で暖を取り、先住の猫にも子供扱いされる、「可愛がられる猫」をそのまま体現した猫である。
10年以上前から譲渡していただいたニャンや、その子どもたちは、もはや長くともにいすぎたせいか、猫として接するよりも「4足歩行の家人」として接しているため、久々に「猫らしい猫」とふれあえた4ヶ月だったと思う。
ちびの母猫は我が家に慣れたようで、ちびをキャリーの中に入れても騒ぎもせず惰眠を貪っていた。
ちびの方も親と引き離されるとは思ってもないようで、新しい遊べる箱に入ってご満悦のようだ。

車で出発すると、流石に異変を感じたのかけたたましく鳴き始めた。

里親様宅について出てきた方たちに、ほっとしたのが正直な感想だ。
とても可愛がってもらえると思った。

いざ、引き渡す時になると、ちびのことを説明する声が震えそうになった。

自宅に帰ると、ちびがバラバラにした猫じゃらしのおもちゃの柄の部分が猫ベッドにあった。
見ると泣きそうになるので早々に捨てた。

ちびの母の名は「尾っぽ」という。尾っぽは先住猫と違い、尻尾の長さが5センチ位しかない。だから、「尾っぽ」という。安直な名前だが家族みんなが覚えやすいということでこの名前をつけている。

その尾っぽが今になってちびを探しているようだ。

幸せになるために他所様へもらわれたのでこれでよかったと私は思うことができるのだが、尾っぽは今どう思っているのだろうか。