心の傷 - meguruさんの猫日記

心の傷

2018年9月1日(土)

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再保護してきて5日目。厄払いのため今までの仮名を捨て新仮名をトムとつけました。
悪い事があると改名すると良いらしいと聞き、本当のおうちで一生呼んでもらえる新しい名前を付けて頂くまで、世界中で愛されている、タフで元気で賢くて少し間抜けで少し優しい、困ったイタズラ好きのそれでも可愛い青い猫にあやかりました。

再保護当日から下痢が続いていたのと目ヤニも出てきたので4日目に再度通院しました。
検便の結果はシロ、体重と再保護時の最初のご飯の食べっぷり(※パウチ一袋半とカリカリ一掴みを一気食いしました。間違いなく今まで飢えていた食べ方でした)からして、急に食べ出した為に消化不良を起こしているのだろうという獣医師の所見で、2日目に処方されていた整腸剤をとりあえず続けるように言われました。
目ヤニは顔が洗えないのである程度は仕方ないとの事、目薬処方。
一晩過ぎた現在5日目は便はゆるいままですが回数が減り、目ヤニも治まり、油断はできませんが回復傾向にあると感じられます。

トムは再保護当初から大きな音や人の大きな声、人の素早い動きに酷く怯えます。
これは譲渡以前になかった事です。譲渡前は小学生と幼児の子供がいるご家庭で他の兄妹と保護されていたくらいです。もちろん何の問題もありませんでした。

しかし今朝の大阪は酷い雷雨で警報を知らせる防災無線が朝早くから響きわたっていて、トムはひたすら怯えて固まっていました。
これを皆様はどう思いますか。
それよりももっと驚いたのが、ヘソ天でリラックスしている状態から突然飛び上がるように起き、長くて真っすぐな尻尾を後脚の間に収納したまま当てもなく部屋中を不自由な脚で走り回る事です。
これは5日目の今日の昼間に確認しました。

今まで子猫が寝ている時に人からみて「何の夢を見ているのかな」と思う、とても微笑ましい状況(口元をムニムニ動かしたり、走っているように脚を動かしたり)を、私は何度も何度も当たり前のように見てきましたが、こんなに怯える程恐ろしく悲しい夢をみて、実際に行動を取ってしまう子猫は初めてです。

体の傷や体調不良は投薬や獣医師の適切な治療で完治できる見込みです。
しかし心の傷には投薬も治療も行う事ができません。寄り添い大丈夫だと声をかけ、ただ優しく撫でるしか術がない。
一体トムに何の罪があって何の罰を受けているのでしょうか。あまりにも理不尽すぎます。

過去の記事もこの記事も、SNSやメールで拡散して頂いて結構です。
私は私自身に対してのどのようなご意見も批判も受け付ける覚悟で過去の記事もこの記事も書いています。
ネットでの命のやり取りに対してどうしても撲滅する事ができない里親詐欺や虐待案件に、私の書いた文章が少しでも警告になれば本望です。

追記(9/9)
諸事情により当初掲載していたトムの写真は削除いたしました。

46 ぺったん