ひとりでも、戦える。

2019年3月15日(金)

814 / 15

去年の秋に蒔いた種が、ようやく花を咲かせそうです。

我が町には、野良猫はおろか、飼い猫、飼い犬の助成金がありません。
それどころか、犬猫飼養に関する記述がホームページ、広報、どこにも見当たりませんでした。
転入して１年。野良猫は町のいたるところに居るものの、サクラ耳を見たことがありません。

春、外猫の多さに驚愕し、
夏、捨て猫に出会い、
秋、猫屋敷と遭遇、
冬、妊娠猫を手術。

適正飼養に対する市民意識の低さを実感せずにはいられませんでした。

怒りはパワーの源になるって本当ですね。
吉田さんちの猫屋敷の存在を知り、
単身でお役所に乗り込んだのが10月。
　→保護しない保護活動　

　

3度の意見交換会を経て、いよいよ、一斉TNRを開催する運びとなりました。

「町主催」の冠をいただき、
どうぶつ基金の行政枠を使い、役場の敷地で集団不妊手術を実施します。
広報誌やホームページでの募集、捕獲器の購入もしてくれるとのこと。
期待以上の満額回答です。お風呂で泣きました。笑

それにしてもどうぶつ基金の行政チケットってすごいんですね。
一般チケットと違って、レボリューションとワクチン代込み！
堕胎費用も入っているスーパーチケットなんです。
有効期限が2ヶ月ですし、申請期間も決まっていない！
これを使わせてもらわない手はないです。

開催日決定に伴い、TNR実行委員会を立ち上げました。
メンバーは私ひとり。

ひとりでもここまで来れました。ひとりだから出来ました。

今は、私が去った後もこの取り組みを継続していけるように、
実施計画書や運営マニュアルの作成に励んでます。

そんなわけで、ただの猫好き町人、勇者の称号を得て魔王を倒す旅に出ます。
魔法使い(獣医)と僧侶(役人)を仲間にしたので、ボランティアと言う名の戦士と武闘家を募集中！
踊り子もいるといいなあ☆

さあ、冒険のはじまりです。