もっぱら、朝私が目を覚ました時の気持ちは「不安」です。
今日はどう?ぽては私が寝てる間ゴハン食べてる?トイレは?
早く、「今日もぽてに会える♪」という楽しみな気持ちで起きたいものです。
ゆめが元気だった時のように。
リビングに行く前に自室にいた夫にまずぽてのことを聞く。
甘えたりゴハン食べたり元気だった、と。
今はまたケージでおやすみさせている、とのこと。とりあえず安心。
私が起きたことだし、と彼も一緒にリビングへ。
ぽて、声をかけると出てきて、甘えたりゴハン食べたり。
…良かった。一安心。せっかくゴハンを口にしたので、早速投薬。
やがてぽてはソファの背のカーテンをくぐり、窓辺に。
そこでしばらく日向ぼっこしながらウトウト。2時間くらいかな?
今まで日向ぼっこはあまり興味なさそうだったのに。
ここでゆめもよく日向ぼっこしてたんだよ…。
気持ちよく寝てるんだろうけど、私は微妙に不安。
今日は昨日より甘えんぼの時間が短かったな(投薬のせいだと思うけど)。
もしかして、少し元気ないとか?また風邪がぶり返したりしてないだろうか…。
でもそんな心配をよそに、ぽては1時頃にはカーテンから出てくると、部屋を探索モードに。
私の仕事部屋をうろうろ検分。
机に登ってキーボードを踏み、スリープから復帰させる。
↓威嚇してるような表情ですが、かわいく鳴いてるのです(笑)
アクティブなぽて、この家に来て以来もう何度か机に登ってる。
ゆめは怖がりなコだったから、机に登れたのついこないだだったんだよ…。
机の片隅で寛ぐようになって間もなく、病気になっちゃった。
この家に来たばかりの時、机に登ろうとしてジャンプの高さが足りなくて失敗して以来、ついこないだまで再挑戦できないガラスハートのお姉ちゃんだったんだよ…。
元気なぽての姿を見てると、一気に安心感が湧いてくる。
やがて、トイレでチッコ。すっかりトイレ覚えたね、偉いね。
…でも、ウンチ、昨日してないからそっちもそろそろ出して欲しいな…。
そしてまた甘えたり。
↓夫に抱かれるぽて。
探索と甘えとごはん、トイレ…一通りエンジョイすると、昼2時半過ぎには自らケージのベッドに。
そこから数時間、おやすみモードに入る。
…そして…
私は段々また不安になる。
大丈夫?寝すぎじゃない?静かなところで寝たがるのは、具合が悪いからじゃない?
…いけない。心配しすぎやって。猫が寝るのは普通でしょ?朝だってゴハン食べたんだからそこまで心配しなくても。
…でも、風邪が一進一退だったら?一週間分の薬飲ませ終わる頃もぐったりしてたらどうしようか?
ちょっと待ってよ。なんでこんなに不安になるの?もっと楽観的に構えようよ。不治の病じゃないんだってば。
でも昨日はもっと起きてなかったっけ?(夫談:「昨日もこの時間グッスリ寝てたな」)
ああ…不安だ。昨日は安心してたのに。
安心できたからこそ、昨日と比べて少しでも異変が無いか、気になってしまう…。
私、こんなんじゃなかったのに。どうしてしまったんだろう。
ゆめの時は、多少ゴハンにムラがあるとか寝すぎとかウンチ一日してないとか、病むほど気にしてなかったのに。
ゆめを心配してなかったとかじゃなくて。明らかに今がおかしい。
私、こんなにこれからぽてのちょっとしたことで一喜一憂して病みそうになりながら暮らしくてくの?
ゆめを亡くしたせいで、猫の健康を楽観視できなくなってしまったか…。
いや、元気なぽてをもう少し長い期間見れたら、きっと大丈夫。
だって、私はまだ元気な状態のこの子が、一日どのくらい寝て、どんなタイミングで起きてとか、わかってないんだから…。
五時頃くらいから私は不安で、時々ケージの様子を見に行って、ぽてに触れる。
ぼんやり目を開けて、こちらを見たりするけどテンション上がって甘えるような素振りはない。
…大丈夫!?また熱でてない!?
耳、喉元とかに触れる。熱い気がする。いや、あったかいベッドで寝てるせいかもだけど。
またゆめを思い出す。
あの子もたいがい寝てたけど、仕事部屋の窓際で寝るゆめの様子を見に行ったりすると、気づいて、私がそっとその場を離れても構ってくれるのを期待して起きて部屋から出てきたものだった。
寝てる時になでなでしたら、だんだんテンション上がって甘えてきて、すぐに起きた。
でもぽてはあんまり反応がない。ただ寝てたい、という感じ。
それがこの子なら、それでいい。でも…ぐったりしてるんだとすれば…。
私はこの子が起きてゴハン食べたりするのを願いつつ、仕事をする。気が気じゃない自分を制しながら。
やがて7時前、おもむろに起き上がりゴハンを食べだすぽて。
ああ…!安堵感が湧いてくる。
こっちを見ながらケージから出てくる。そして膝にのってみたり、タワーに乗ってみたり。
水を飲んで、私の座る座椅子の背もたれに登り、そこから肩に手をかけたり、頬にすりすりしてくる。
昨日思いついたようで昨日も何度もやってた甘え方。
ああ…良かった…! 元気だ、ぽては今日も。
ケージで寝てた時間は4時間ちょい。うん…普通じゃん。ただの猫の昼寝じゃん。全然長過ぎない。
甘えんぼではあるけど、寝ると決めたら触られても声かけられてもひたすら寝る。それがこの子の普通ということだった。
良かった、本当に…。
ぽてのことが一つ、わかったよ。ごめんね、お昼寝の邪魔して。
私の腕の中で、ゴロゴロ言いながら顔をこすりつけるぽて。テンション高い。
「ごめんねぽて、私、ゆめのことがあったから心配なんだよ…」
ゆめの写真に目をやりつつ声に出して言うと、なんだか涙が溢れてきた。
どういう涙か自分でも全然わからない。
安心と…あとはなんだろう。寂しさとか?
ボロボロ涙が出てしまう。
お構いなしに愛らしく甘えるぽて。そして膝で丸くなる。
この子は本当に良い子だ。
私達はまだ家に来て一週間の付き合いしかないこの次女を、とても愛しく思ってる。
だからこそもうすでに、失う怖さに怯えてるんだよ。
(書き終えたタイミングでぽてがウンチしました。私の不安メーターは一旦ゼロになりました♪)
ぺったん したユーザ
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