病院のストレスで、今にも逝ってしまいそうな息遣いになってしまったキラ。
レントゲンとエコー検査が精一杯で、それからの治療は、レントゲン写真を元に出された薬を飲ませる…それだけでした。
どうにか助けたい。
逝かないで‼️頑張って‼️
シニア達が年齢を重ねる度に、思ってきたこと。。
余生は穏やかに過ごさせてやりたい。
なのに、私はキラと離れたくない一心で、常日頃、思っていたことから真逆の行動をとってしまっていた。
確かに、根治をさせることが出来る病気なら…
キラがもっともっと若ければ、
手術に耐えられる体力があるなら…。
こんなに臆病な子でなければ…。
私の行動は間違いではなかったと思う。
だけど、今回のことで、根治を目指すだけが治療ではないって教えられた。
嫌がるキラに投薬を続けていた頃、キラはどんどん弱ってしまった。
私から逃げるため、仏壇の棚に隠れるようになってしまった。
酸素部屋にいても、キラの苦しそうな表情が、辛くて辛くて…
閉じ込められてるのが嫌で出てきても、苦しそうな表情で、酸素チューブに顔を近づけているキラ。
明らかに良くなっていない。
このままでは、確実に死んでしまう。
嫌がる薬も、『ごめんね。ごめんね』て泣きながら謝り、飲ませてた。
病院に行けない。診てもらいたいのに、連れていけない。
先生の判断は、キラを動画に撮り診てもらうのが限界。
どうしたら良いのか分からなくなってた。
分かるのは、このままではダメだってことだけ。
どうしても、今のキラを少しで良いから、直で先生に診てもらって、先生の意見が聞きたくて、往診してくれる病院はないのか…あちこち電話するも断られ、心が折れそうになってました。
主人も気持ちが同じで、また、私より一歩引いた視線でキラとあたしを見ていて、往診してくれる病院を探してくれていて、見付けてくれた。
朝一、連絡を取ってみました。
泣きながら経緯を話す切羽詰まった私の訴えに、先生は快く応じてくれ、その日の夜、病院の診療が終わり次第、駆けつけてくれました。
掛けてくれた言葉。
『お母さん、もう頑張らなくて良いですよ』
『助けたい気持ちは分かりますが、キラちゃんには、通院や投薬は体によくても、精神的に追い詰め、生命力を奪ってしまう。生きる力を削いでしまう。嫌がる投薬は、逆にキラちゃんを殺しちゃいます』とハッキリ言ってくれました。
キラを思うあまりに、キラを見ていなかった。
分かっていたのに…自分の意思で止められなかった。
15年前、全長10㎝程のキラを保護して、夜中や早朝、お腹が空いたり、甘えたくなると小さな体で眠っている私の顔によじ登り、唇をﾁｭｳﾁｭｳ吸い付き血豆まで作ってくれたキラ。
１番キラを理解してあげなきゃいけなかったのに…
往診してくださった先生に、救われました。
投薬を止めてから3日。
キラは隠れなくなりました。
自分から、私の手に頭を擦り付け、甘えてくれるようになりました。
ご飯も少しずつですが食べてくれるようになりました。
キラ(´- `*)と呼ぶと、甘えた目で見てくれます。
そして、安心した表情で眠ってしまう。
もう、感謝しかありません。
主人にも、先生にも、支えてくれた友人にも…
あたし一人では、キラを殺していたと思います。
いろんな治療がある。
いろんな余生がある。
その子その子に合った治療がある。
時には、止める勇気も必要だと、教えられました。
これからは、冷静にキラの様子を見つつ、穏やかな時間が過ごせるよう、心がけたいと思います(´- `*)
キラ(´- `*)愛してるよ(´- `*)
出来るだけ長く一緒にいようね♥️
ぺったん したユーザ
ぺったん
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