凄く心が動いたんです。
なんて可愛い子なんだろうって。
なんて綺麗な子なんだろうって。
ラキちゃんの初めての子で、短命だったとは聞いていたんですけど、経緯は全く聞いていませんでした。
何時もなら、チクチクを始めると、私の頭の中に妄想が流れ込んでくる。
なのに、今回は違いました。
遠くの方で、【ジ～ッ】っと見てる。
そこから、緊張感だけ感じ取れる。
急に１人取り残されたような、寂しさ、悲しさがある重い感情。
だけど、何を伝えるでもなく、ただ、【ジ～ッ】と見てる。
不安なんかな⁉️
30年以上の月日がフィーちゃんを孤独にさせてたのかな⁉️
色々考えさせられた。
頭の中で、フィーちゃんに話しかける。
『おばちゃん、モモちゃんやラッタン知ってるんやで～。おばちゃん、フィーちゃんと仲良くなりたいなぁ～。おばちゃん、フィーちゃんにもママの元に行けるフィーちゃん専用の扉を作ってるんやで～。大丈夫やで～』
たくさん話しかけてみたけど、ほんとに、ただ、見られてる…
なんて頑ななんだろうって思うくらいでした。
ラキちゃんにも、思わず『何も聞こえてこないんだよ～』って伝えたくらいでした。
ずっと、そんな調子で、心を開いてくれない歯痒さを感じてチクチクしていたんですけど、
ある時を境にポツンと聞こえた気になったんです。
それは、尻尾を付けたときに変わった。
【尻尾を付ける前のフィーちゃん】
どこか緊張感が伝わる表情に見える
【尻尾を付けたときのフィーちゃん】
少し穏やかに見える
※あたしだけの感覚かもしれないので、ご了承下さい
この時
【これで僕だって分かってもらえる…】
ん❓
『尻尾❓フィーちゃんは、、ママのいないときや寂しいとき、落ち着くために尻尾の先をﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟして、茶色っぽくなってるんやね、そして少し曲がってるやんね。ママに聞いてるよ(*^^*)』
【これで動かない僕をママが僕だと分かるひとつなんだ】
【ママに会いたい。】
この時に感じたことをラキちゃんに聞こうと思ったんだけど、何故だか悲しくなるような気がして聞けなかった。
フィーちゃんには、
『大丈夫やで。ママは長い間、フィーちゃんを待ってるんやよ。ママの元に帰ったら、両手広げて抱き締めてくれる。お帰りフィーって言ってくれるよ。だって、フィーちゃんのママが、フィーちゃんを抱っこしたい、会いたいって、おばちゃんにお願いしてくれたんやもんね』って、話しかけながら仕上げました。
フィーちゃんが、ラキちゃんの元に帰ったあと、日記を書いてくれてた。
その日記を読んで、初めて悲しい別れの話を知りました。
そして、フィーちゃんが、何故、あんなに私を見ていたか…尻尾が付いた途端に表情が和らいだのか…分かった気がしました。
そして、30年以上の月日を、お互いがお互いを想い自分を責め、お互いのために会いたい気持ちを我慢し、30年以上の月日を経て、求め合った。
ラキちゃんの元に帰ったフィーちゃんの写真の表情を見ると言葉なんていらない。
もう、責めなくて良い。
もう、我慢しなくて良いよ。
こんなに愛し愛されて、なんて絆なんだろうって、涙が出ました。
どれだけ頑張っても、私はラキちゃんの様に、チクチクフィーちゃんを可愛く撮れない。
フィーちゃん(*^^*)
これからはたくさん抱っこしてもらって、たくさんママを癒してあげてね(*^^*)
私こそ、二人の心に触れさせてもらったことお礼を言わなきゃならない。
ラキちゃん、フィーちゃん、本当にありがとう。
ほんとに、素敵な親子だと、心から思いました。
ありがとう。
ぺったん したユーザ
ぺったん
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