猫を飼う時もKYT活動🥰〜潜む危険⚠️～

2022年6月2日(木) 331 / 6

皆さんは、「KYT活動」をご存知ですか？
若しくは活動体験がおありですか？

「KYT」＝「危険予知トレーニング」です。

主に仕事面で活用されるものなのですが、
知っていれば、普段の生活にも活用できる
知識でありスキルだと私は考えています。

詳しくは中防連のHPを参考にして下さい。

https://www.jisha.or.jp/zerosai/kyt/file04.html

これはかれこれ、10年前位でしょうか？
私が仕事の講義の為に作成した資料の抜粋です。
今は医療介護の現場でも、KYT活動が普及しています。

危険を予知して回避する、ダメージを軽減することは、
仕事以外でも大事なことだと思います。

例えば…
ご夫婦関係であったり、
お子さんとの関係であったり、
友人関係であったりの対人関係面などでも
有効なのではないかな？と思います。

また、動物を飼育する場面でも有効だと思います。

皆さんだったら？この場合？
どう予知して、どう危険を回避していきますか？

これは…実は私に当てはまる話(苦笑)

私が急な事故や病気で入院他界してしまった場合、龍太郎さんがどうなってしまうのか？
なリアルな場面設定です(苦笑)

私は以下の事を実践しています。

①万一に備え、龍太郎さんのその後の生活に使って貰う口座を設けてある。
②直筆実印で龍太郎さんのその後についてのお願いを書き、伯母に渡し、動物病院の
カルテにも挟んでもらってあります。
勿論、自宅にも保管してあります。
③財布の中に、自分の緊急連絡先、龍太郎さんが居るので助けて下さい！の直筆の用紙を
ラミネートして入れてあります。
④自分が死んでしまうと口座が凍結されてしまうので、
龍太郎さんが保護された時用に、
緊急に使える現金を保管してあります。
⑤災害時用も兼ねて、フードや砂などのローリングストック。
⑥友人とのLINE。
⑦自分の日々の健康管理。
⑧安全運転を心がける。

こんなところでしょうか？(苦笑)

龍太郎さんはカードがあっても、自分でATMでお金を下ろせません。

龍太郎さんはお金があっても、自分で食べる物を買いに行けません。

なので、万一の場合は何方かにお願いするしかありません。

お願いするに当たっても、
自分で日々やれることはやっておき、
可能な限り、龍太郎への負担が少なく、
お願いする方々への負担を少なくする努力は、しておかないとならないと、
私は考えています。

少し方向性が変わりますが、
「お金」についてです。

いくら猫の為にお金を残したとしても、
自分が他界した後、必ずしもそのお金を、
相続する人が猫の為に使ってくれるとは
限らないということです。

私の場合、伯母に私の微々たる財産に関しお願いをしてあります。
生命保険も含め(笑)

伯母は動物が苦手です。
しかしながら、それで動物の命が失われるのはあってはならないこと、と考えてくれて
いるので、
私が龍太郎を託す方々には、必要経費を建て替えて出してくれる「契約」になっています。
そこも踏まえ直筆実印で一筆してあります。

動物を飼養する「責任」とは、
私はそういうものなのではないかな？
と思っています。

自分が死んじゃったら後は誰かが何とかしてくれる…

結局犬猫だから…

は、私は絶対ダメだと考えます。

そんなん…本当の動物好きじゃないと思います。

予知して先立って備えることにも限度はありますが、
しない理由にはならないと、私は思います。

中防連の仕事猫とKYTの書籍等が買える？
中防連のリンク(笑)
仕事猫と学ぼう！KYT！

https://www.jisha.or.jp/order/tosho/index.php?mode=detail&goods_cd=21614

話は少し変わりますが、
認知症の高齢者が猫を増やしてしまい、
その子供さん夫婦の酷い実話。

ある高齢の独居認知症のおばあさんが、
家外出入り自由で猫を飼い、繁殖させてしまいました。
ある日、施設入居が決まりました。

その子供夫婦が、保護活動をしている方を訪ねて来ました。
現地を見ると…20匹以上…。
仔猫も居てインブリードがキツイ猫も居ました。

先ずは避妊去勢から始めましょう。
仔猫は放っておくと死んでしまうので、
妊娠中の猫と親子猫はなんとか引き取ります。と話し、費用について話すと、

「え？ボランティアなのに金取るの？」

「ボランティアなんだからタダだろ？普通？」

と言い放ちました。

避妊去勢しなければ保護も無理なこと、
直にまた増えてしまうこと、
野良猫ではないので、避妊去勢に助成金を申請出来ないので、費用がかなりかかること、
を丁寧に説明しました。

「野良猫で申請したらいいじゃんか！」
と。

だったらお手伝い出来ないことを伝えると、
渋々避妊去勢代金を出してくれました。
保護した妊娠中の猫や親子猫にはお金を出してくれませんでした。

そして、おばあさんが施設に入所が済むと、
そこの家を更地にして土地を売るから、
猫が居たら困るから何とかしろ！と…。

数が数なのでいきなり全頭は無理なことを伝えると、

「敷地から追い出せばいいんだな！」と…。

結局、ボランティアさんが仲間に声をかけ、
何とか全頭保護が出来ました。

子供さんご夫婦からは、感謝の言葉も、
保護した猫達への経費等もありませんでした。

子供さんご夫婦はご夫婦で教育者で、
私が見てもお金に困っている方々ではありませんでした。

認知症のおばあさんが最後に外の猫にあげてたのは、
自分に届いたであろう…
お弁当の白米とオカズ…。
弁当箱ごと庭に残されていました。

そしてそこは…
既に違う家が建ち、新しい家族が暮らしています。

保護された猫達は…
新しい飼い主さんの所に行けたコも居れば、
死んでしまったコも居ます。
そして、保護活動をされている方のイエネコになったコも居ます。

この悲劇は…
誰が悪くて、
何が良くなくて、
どうして防げなかったんでしょうね？