我が家から巣立ったあの子。

2022年10月26日(水)

もう1人の家族

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おちゃこがうちに来る前に、実はもう1匹ネコがいました。うちに2週間だけいたあの子。

炎天下の夏の日に、近所のゴミ捨て場付近でぐったりしるところを見つけ、病院に連れて行ってくれと長女が保護。首輪をしていたので、すぐに元の飼い主さんが見つかるだろうと保護したけど、残念ながら誰からも探されていない子でした。

体はノミだらけで、鼻もぐちゅぐちゅ。病院に連れていくも、エイズ陽性、口内炎が酷くて、口臭が酷い。

うちには既にアッシュがいて、エイズは移りにくいとはいえ、確率はゼロではないという事から、家主からうちの子にする許可が出ず。
この様子ではどうする事もできないと保健所一択で考えていました。

でも保健所は絶対だめだと諦めないお姉ちゃん。

だめもとで、エイズ陽性、ネコ風邪、口内炎もあり、すぐに医療機関にかかる必要があることも明記の上、里親さんを探すことに。

絶対応募はないと思っていたけど、エイズでもいい、病院もすぐかかれると言う方から応募が。

譲渡後も先天性のいろんなトラブルを抱えていた子でしたが、その都度手厚くお世話をしてくれ、可愛がってもらいました。

でも、先日からどんどん体力が落ちてきて、ついには余命宣告も受け。
譲渡してから一年と5ヶ月。里親に応募した時からお別れが早いと覚悟はしてらっしゃったと言われていましたが、やっぱり辛いです、と。
私たちも2週間のお預かり期間だけでしたが、この子を通じてお外の環境の過酷さ、危険、病気の怖さなど色々学びました。
とっても人懐っこい子。少しでも長く優しい里親さんちの家族でいて欲しいです。

23 ぺったん