野良猫たちへの レクイエム

野良猫たちへの　レクイエム

2012年8月12日(日) 370 / 2

朝露のしずくをみつけると　みいちゃんの瞳を思い出し

風が吹けば　みいちゃんが　ほほを撫でに来たかと思い

あおいの花が揺れるのを見ては　仔猫の兄弟がかくれんぼしてるんじゃない
かと　そのへんを探してしまう。

みいちゃんという　野良の仔猫に出逢ったことで、野良の猫たちへの思いは
一層深くなった。

「家猫はいいね。　ごはんがもらえて　撫でられて　かわいがられるから。

野良猫はね、その逆のことばっかりさ。」

うちの近所の野良たちが　そう言っている。　　
　
人間の身勝手で　悲惨なめに遭わされる野良たち。

救えるものなら　全部　救いたい。
いつも　おなかいっぱいにしてやりたい。

野良猫として生まれるのも運命
家猫として生まれるのも運命　

しかし　どちらも　同じ猫に変わりはない。

夕べも今も　ずっとお腹をすかせて　食べ物を探している野良猫たち、

保健所の人間に捕獲されまいと逃げ回っている野良猫たち、

「生きる意味ってなんだろう」　なんて思って生きるのは人間だけ。

野良猫たちは　生まれ落ちたその場所で　ただひたすらに　生きているのだ。。。
　

人間は　野良としては　とうてい生きていけない。

野良猫たちは　野良としての一生を　生き抜くことができる。

だから野良猫は　人間よりもはるかに立派な生き物だ。

そう思うことが　野良猫たちへの　せめてもの　レクイエム。

野良猫たちへ　愛と尊敬の気持ちをこめて。。。

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