ワクチンのお勉強　3回目　メカニズム

2013年3月23日(土) 2013-03-23T00:40:26+09:00 251 / 2

しばらく間が空いてしまいましたが、ワクチンのお勉強再開です。

前回の獣医さんのエッセイ以外の記事にしようかと思ったのですが、

続きの文章を読んでみて、やっぱり大事そうだな・・と思ったので続きを載せます。

やっぱりある程度先まで読むと、ああだからか、ということが納得がいきます。

さて、見たことがない専門用語はすっとばして、全体を眺めてみてください。

私も初めての言葉ばっかりで、合ってるのかどうかもよくわからないのですが (^^;　詳しい方、教えてくださいなー。


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Dr. Don Hamilton さんの　毎年のワクチンの再接種は必要ない・・　というエッセイのつづき
http://www.holisticat.com/vaccinations.html
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免疫記憶は何年間も（通常はその個体の一生涯の間）持続する。

この記憶は力価に依存するものではなく、常に力価レベルが免疫状態を正確に表すわけでもない。
力価とは、抗原（この場合は生物）に対する循環［血中］抗体（免疫グロブリン）の量を反映したものである。


　*免疫記憶 --- 免疫反応で、特定の抗原に対する抗体の構造が保持されており、第二回目の抗原の進入に対して強い免疫応答を起こすことができる。

　*力価 --- 医薬品が一定の生物学的作用を示す量のこと。
　　
（注：原文の titer を単純に「力価」と訳しましたが、抗体価（antibody titer）を指すと思われます。抗体価の方がなじみがあるのでは？）


体内の細胞は抗体を生産する。

これらの細胞は、抗原に対する抗体を生産する能力を極めて長い期間（通常は一生涯）維持する。
これらは再曝露の際、48時間以内に抗体を生産できる。

このような能力によって、結果的に体内で循環抗体の維持に必要なエネルギーを消費する必要がなくなるのだ。

力価が低いか不足しているということは、身体が守られないという意味ではない。
身体は、トランプでカードが必要になるまで出番を待つように、ただ細胞を保持している。

ブースターワクチン（免疫を呼び戻し、抗体産生を促すために接種する２回目のワクチン）が投与されたとき、抗体は
「免疫を増強する前にワクチンの粒子を破壊していまうため、何も達成されない」。

仔猫の場合、抗体（母親から受け継ぐ抗体）はへその緒を通じて、あるいは初乳によって母猫から仔猫に受け継がれる。
この抗体は仔猫を守る役割を果たすが、ワクチン接種を干渉する（妨害する）可能性もある。

このような理由から、母親から受け継ぐ抗体がワクチンと干渉しなくなるレベルまで減退した後、すぐにワクチンを投与することを望みながら、多くの場合は仔猫に複数回ワクチンを打つ。

この行為は、タイミングさえ良ければ、動物の約95％は1回のワクチン接種で免疫を誘発できるため、「やり過ぎ」になる場合が多い。

ワクチンを複数回接種することは、特に混合ワクチンの場合、ワクチンが病気を誘発する最大の一因なのだ。

適切に指示された用量のワクチンを1回か2回に限定して接種することで、ワクチン接種によって起こる病気が大幅に減る可能性が考えられる。

私の意見では、ワクチンを全面的に避けることを過剰に心配している人たちにとって、これが正しい方向へ踏み出す大きな一歩になるだろうと考えている。

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要するに、タイミングさえ良ければ仔猫の頃のワクチン1発で大丈夫なんだけれども、心配なら2回打ってそれで終わりにしたらどうでしょう、と。

ちゃんと身体は一生涯免疫を覚えてるし、どっちみち追加で打っても免疫は上がらない。

それどころか、混合ワクチンは病気の原因になるんだけど～、

と続いて、ワクチンのリスクの説明に入ります。

長文なので、何回かに分けて書きます。

次回かその次に、色んな病気との関連性が出てきますが、初めての方には興味深い話かと思います。