全盲となって

2014年10月14日(火) 769 / 12

　ミケの昨日の通院で全盲であることを告げられました。
もう、光すら感じ取っていません。

あのとき・・・。

珍しくミケがお腹を出してまで甘えてきたときがありました。

その時はずっと熱が続いていて（３９．５度）頭に触れただけでも
とても熱かったのが、普通に他の子達と変わらなかった。

熱が下がって身体が楽になって嬉しいのかな？と思っていたんです。
それもあったかもしれない。

不安だったんだろうと今ならわかる。

目がどんどん悪くなっていたのはわかっていたけれど、まさか全盲になるなんて
思いもしなかった。

様子がおかしいと思い、トイレにまで抱いて運ぶと用を足すようになり
目がほとんど見えていないことを私は把握した。

だけど、光は感じ取っていると思っていたのは違っていた。

以前と違い排泄も毎日になったものの、短時間で出てしまうのか
ベッドがおしっこで濡れていることもありました。

隔離のためにロフトに連れて行ったのが、ミケがキッチンの奥を自分の
場所に選んだ。
それもきっと、慣れないロフトよりも、慣れた場所で見えなくなる世界に
対応するためだったんだと今ならわかる。

ミケの呼吸を楽にするために超音波タイプのネブライザーも注文した。

少しでも身体が楽になれるように。
どこを向いても暗闇の中にいるあなたに、私は少しでも多く話しかけて
たくさん撫でるようにするからね。一緒に頑張ろう。

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