発見！そして保護

2014年9月17日(水) 2014-09-17T12:51:06+09:00 148 / 4

23時、一縷の望みをかけて、
再度マンション内の捜索スタート。
カリカリの瓶を振りながら、迷惑にならない程度に隠れていそうな場所に向けて
「鈴ちゃん、鈴ちゃん」と2、3度声をかけながら捜索。
最上階から順番に回っていきました。

非常用階段(建物の外側に張り出していて、筒状の鉄柵が囲むような形の螺旋階段)を
使って回っていたのですが、実は私は極度の高所恐怖症で、
洗濯物を干すためにベランダに出るのも足がすくむくらいだったのですが、
この時はきっと気持ちが高まっていたのでしょう、
恐怖よりも鈴ちゃんを探すのに必死でした。

私はマンション8階(13階建てです)に住んでいるのですが、
その階下、7階の捜索に入りました。
そして何軒目か回った時でした。
私の呼びかけの声に「ニャー」と確かに応答があったのです。

「鈴ちゃん？鈴ちゃん！」とまた呼びかけると、
何度も「ニャーニャー」と返事が帰ってきます。
間違いなく鈴ちゃんの声と確信し、深夜で申し訳なかったですが、
ボックスを開けさせてもらいました。

怯えた表情でしたが、私の声とカリカリの瓶の音で安堵したのか、
鈴ちゃんはすぐに私の腕の中に来てくれました。
本来でしたら、キャリーケースを持って捜索したほうが良かったのですが、
カバンしか持っていなく、カリカリの瓶と懐中電灯をすぐカバンに納め、
抱っこした状態ですぐに帰宅しました。

帰宅後、戸締りをしてから捜索中の家族に携帯で連絡。
無事発見し保護したことを伝えました。
家族もすぐ帰宅し、みんなようやく安心できました。
私は帰宅後、全身の力が抜けてしまい、今度は安堵の涙を流しました。

こんなに泣いたのは、本当に久々でした。