さて、その対岸の地に中途半端な時間に着いたので、宿でチェックインの手続きをしたあとは、夕食とビールの買出しに地元の町並みを歩いて、その途中、チャイニーズの持ち帰りの店で、猫を発見した。

店の飼い猫なのか、近所で飼われていて遊びにやってくるのか、いずれにしても店のいかにもありきたりのフロアを背景にするようにして、単なる客である私にすり寄り見上げるその眼に、ただ餌をねだっているような卑しさは、ない。きれいで、そして来る客ごとに皆、ひとなでして帰っていく、そのさまはまさに招き猫のようだった。
(米国東部時間13日22時40分)




















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