
鈴丸と小梅が我が家に来た日。
4月初めの春の嵐の前夜、我が家にやってきました。
次の春が来たら丁度4年目。
ケージに入れようとしたら、お仏壇の上に飛び乗って固まってた。
仏間をこの子達の部屋にしようと思ったのは、亡くなった祖母と先代たちが見守ってくれるんじゃないかな?って思ったからです。
徒歩5分のとある店舗の駐車場にいたこの子たちを、2週間掛けて餌付けして連れて帰ってきました。手前が小梅で奥が鈴丸。
鈴丸はすぐに懐いたけど、小梅は今でもやや距離取り気味です。
同じ室内で過ごすけど、極力触られない位置をキープ。

来て一ヶ月目くらいの鈴と梅。
二匹寄り添って、まだ警戒が解けてない頃。
この頃は、鈴丸だけだと私や家族に甘えてたけど、基本小梅最優先。

鈴丸と小梅がうちに来て1年が経った春、茜はやってきました。
5月の初旬。
家の前の道の向こうにいた茜。
母が「あら、あなたどこの子?」と声を掛けたら「私はココの子です!」と言うかのように道路を渡って我が家にやってきました。
実は前日の夜から子猫の鳴き声が聞こえてあたのですが見つけることはできませんでした。
ご近所さんに聞いても、誰もこの子の事を知っている人はいなくて、まだ二ヶ月程度で長距離歩けるはずもなく、捨てられたのかもしれないとご近所さんと話し合い、我が家で保護しました。
鈴丸と小梅がいたので、里親さん探しをしましたが、
・避妊手術をしてくれる事
・完全室内飼い
・毎年のワクチン
など、私が思いつく限りの条件が厳しいと言われ、難航。
お二人候補の方がいたのですが、1名は、友人が通ってる美容室の常連さんで、猫を飼った経験のある方だったけど、直前にお嬢さんにお子さんができたとのことで残念だけど…と、キャンセルのお申し出。
もう1名も友人の紹介で先住さんがいるご家庭。
トライアルを希望されて、待ち合わせ日の前日「うちは夜間は外に出すので、トライアル中も外に出すけど良いですか?」と連絡があり、私からお断り。
飼い方は人それぞれだから口は出さないけど、トライアル中の子猫を平気で外に出そうとする人に茜は託せなかったです。
居なくなったらどうするんだろう?と、とても疑問でした。
ただ、事前に言ってくれて助かりました。
結局、里親さんが見つからないある日、寝室とは別室で寝させていた茜を鈴丸が扉の向こうを見て私に「にゃーにゃー(なんで茜だけ別室なの?)」と訴えて、その日から茜は私と鈴丸と小梅と寝るようになりました。
「うちの子になる運命だったんだね」と里親探しは止めました。
それから、時が経ち、今日。
鈴丸のいる部屋(今回も仏間)に入ってはシャーーッッと言って飛び出して来たり、襖の隙間から覗いては逃げてくる茜が、鈴丸の部屋の前で私に「にゃーにゃー」と鳴きました。
私には「なんであそこから出して上げないの?」と言っているように聞こえました。
茜は鈴丸の事が大好きでした。
だから、忘れてしまっても、きっとまた好きになるんだな…
こんな風に並んでお外をみる日が来ますように。




















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