前回の日記は多くの方々に目を通して頂き、ありがとうございました。
今日は猫の認知症について書いてみたいと思います。人と同じように犬や猫にも認知症の症状はみられます。専門的な事はわかりませんが、経験されてた方や、現在同じ様な症状でお悩みの方もいらっしゃるかも‥と思います。
もう数年前の事なのですが、我が家で体験した事を紹介したいと思います。
名前は「くろ」

くろは子猫の時に拾われ、拾った子が付けてくれたそのままの名前で生涯を終えました。
穏やかで、頭のいい子でしたが、身体が弱く病院通いが欠かせない子でした。それでも15年位生きてくれましたが、亡くなる前の最後の1年位は認知症の症状が出ていました。
最初はご飯を食べ終わっても、いつまでも催促する事から始まりました。基本的にあまり鳴かない子でしたが、昼夜を問わず鳴くようになりました。そのうちに、同じ場所をずっと往復する常同行動が見られるようになり、起きている間は絶えず歩いていました。排泄もトイレで出来なくなり、特に排便はほぼ失敗していました。名前を呼んでも反応できる時と出来ない時があり、性格にも変化が見られ、時に凶暴になる事もありました。
問題行動が増えてきたのでケージでの生活も考えましたが、一度もケージ生活したことのない子を入れる事は出来ず、怪我をしないように安全面の配慮に気をつけました。もう高いところに上がる事もなく、幸いにも異食はなかったのでそこだけは手がかかる事はありませんでした。
そのうちに歩行状態が悪くなり、水ばかりを飲むようになり、検査の結果は糖尿病と重篤な肝障害である事がわかり入院して治療しましたが、甲斐無く亡くなりました。最後は、私達家族の事も理解出来てませんでした。
認知症の動物の介護は本当に大変です。
家族の理解と協力がないと身体面はもちろん、精神面での負担が大きいのです。鳴き声などでご近所への配慮も必要です。人は施設などに入る事もできますが動物は基本的に認知症になっても在宅介護です。
正直、疲れてしまった事もありました。
でも、初めての猫を飼って貴重な体験も出来たと思います。
以上、前回、前々回の日記の内容も含めて自分への振り返りのつもりで書いてみました。
日々反省もするけど、猫ライフ楽しんでますよ!
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