シェルターの医療について
去年、シェルターメディシンの講義を受けました。
http://tvma.or.jp/event/2016/11/20162121718.html

死因のトップが疾患でも怪我でもなく、殺処分であり、それを減らすために
15年前にカリフォルニア大学デイビス校から始まった学問とのこと。
ほんの一部のお話ですが
●shelterの役割
・地域の安全を守ること
・shelter内の動物福祉を守ること
×長期滞在させ、治療する場所ではない。
○病気になる前に、なるべく早く譲渡をさせること。
猫風邪症状で多少くしゃみをしていても、一時預かりや譲渡にて
家庭に迎えられてストレスをかけさせない方が治る。
話題変わって
保護猫のウイルス血液検査について
日本のNPO団体保護施設における
血液検査の見解
【シェルター『T』】
http://www.tokyocatguardian.org/hospital/fiv_felv.html
以下は、上記リンク先より抜粋文
ーーーーここから↓
『当シェルターで実施している検査は、推定4ヶ月齢を過ぎた子へのFeLV検査のみです』
FeLVに関してはどの年齢でも陽性の検査結果が出れば感染を示唆することになりますが、FIVの場合は少し事情が異なります。FeLVの検査は感染しているウイルスそのもの(抗原)を検出しますが、FIVでは感染したウイルスに対する体の反応(抗体)を調べています。そしてこの抗体は母猫から子猫に受け継がれることがありますので、その譲り受けた抗体が検査結果に陽性という形で反映されてしまうことがあるのです。
いつ感染したかという時期も検査に影響を及ぼします。FIVでは感染してから約2ヶ月後、FeLVでは感染してから約1ヶ月経たないと、検査結果として反映されてきません。検査の時期によっては、感染しているのに結果が陰性として出てきてしまうこともあるのです。
↑ここまでーーーー
【シェルター『L』】
https://www.lifeboatjapan.org/satooya/cat/blood-test.htm
以下は、上記リンク先より抜粋文
ーーーーここから↓
『当団体では、原則として譲渡する子猫にエイズ・白血病の血液検査を行っておりません』
これは以下の理由によります。 ※生後6ヶ月を超えた猫に対しては状況に応じて行う場合があります。
↑ここまでーーー(詳細な理由は、リンク先を参照していただけませんか)
当センターで育成が育てた子猫
センター直接譲渡では、離乳後に譲渡しています。
1ヶ月と小さいため、ウイルス検査は実施していません。
新しい飼い主さんはそれを覚悟し、子猫を迎えてくれてます。
シェルター『L』HPより抜粋文
『猫を飼って楽しい生活を送りたい、しかし病気は可哀想だし大変そうだから避けたい」では「命を助ける」という、当団体の活動理念からそれてしまいます。陰性の子猫の命と陽性の子猫の命はあくまで平等であり、平等に生きる道を与えられるべきでしょう』



















12
最近のコメント