原因をさぐるのは難しい

2017年12月10日(日) 402 / 4

我が家はいろいろな所出身の猫たちで形成されている群れのような家です。

数が２０匹をこえ、今は３０匹をこえました。
こえた理由は、今知人の飼い猫を預かっているからです。
ただ、この子たちが知人の家に帰れるか？は今の所、未定です。

我が家は、どんな猫でも受け入れています。NGはありません。
当然、白血病陽性の子もいますので、預かる際には確認をとります。

今回預かることになったのは、猫たちの居場所がなくなるからでした。
どうしようもない理由がない限り預かりはしません。
飼い主さんもウチに預ける選択は最終手段だったはずです。

預かっている猫の中には、他の猫と喧嘩をするからケージ飼いになっていた子も2匹いました。
気性が荒いと言われていました。
うちへケージごと連れてきましたが、ビビっている感じでした。環境が変わり戸惑っているのでしょう。

触れない子でなかったので、次の日にはケージの扉を開けました。
うちの猫と喧嘩になったとして、うちの猫が負けるとも思えなかったからです。

ケージを開けても中々出ず、２日目にやっとウロウロ。
喧嘩すると言われていたうちの1匹はウチへ来てから一度も喧嘩はありません。
もう1匹の方はすぐに唸るので、私の声かけでやめる訓練からはじめました。
フリーにしてから一週間、喧嘩をしてしまいました。

私は預かってからずっと原因を考えていました。
最初は問題行動がなかった普通の猫らしいので、何か理由があるはずです。
このままウチで暮らすなら、私の言うことを聞くことと、喧嘩はダメなことと言う認識は持ってもらわなくてはなりません。
何が問題なのか？何が解決策なのか？早く見つけてあげなくては・・・・

最初に書いたように、我が家は群れなので、好き勝手に生活させてますが、最低限のルールがないと猫たちの中が上手くいかなくなってしまいます。
そして、どんな子でも我が家はケージ飼いはしません。
触れない子もいますが、フリーです。

飼い主の都合に猫が合わせなくてはならない生活をさせたくないからです。
どんな猫でも時間をかけ、猫自身と向き合えばそれなりの距離でも暮らせるはずです。

喧嘩をしてしまった子はあれ一度切りで喧嘩はしていません。
観察していると、お腹が空いているときは気がたっているようです。
なんとなくでいいので、馴染んでくれるといいのですが・・・・

どの子がどんな性格で何を望んでいて何が嫌なのか？把握するのに時間がかかります。
しかし、我が家では飼い主側が猫に対して絶対に努力しなければならないことの一つです。
バランスよく生活させてあげる努力は、ストレス軽減、体調管理に繋がります。

飼いやすい猫にならなくていいんです。触れなくてもいいんです。
猫自身が、この家で居場所を見つけ、ウチへ来る前よりマシな生活だったと思ってもらえれば
我が家へ来た意味があります。

まだまだ、努力をする日々は続きます。

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