エサやりさんが3件あり
それぞれの職場の前にカリカリフードをいつもたっぷりと置きエサしていました
近所の野良ちゃん達は、どの餌場からでもごちそうを遠慮なくいただいていました
2015年の11月に乳離れしたばかりの、小さな小さな子猫のしまちゃんが
その餌場一つの近くに捨てられていたそうです
しまちゃんは
小さい時からとっても可愛いくて
エサやりさんはこの子にもご飯を与え、保護していました
初めての冬は、しまちゃんはそのエサやりさんの備えた屋外の小屋ですごし、
この北海道の厳しい冬を無事に乗り越え大きくなりました
煉瓦を組んでベニヤ板を乗せて屋根にし
その小屋の入口近くの室外機からは暖かい空気が流れてくるので
なかなかよくできた小屋でした
小屋が汚れると煉瓦をばらばらにして水洗いして組み立てなおすので
いつも清潔でした
中には発泡スチロールのベッドとひざ掛けが置いてあって
野良やんのお城となっていました
道を隔てた向かいが私の職場の飲食店です
しまちゃんは
野良猫の絵を描きなさいと言われたら
迷わずに描かれるトラネコで
最も原種に近い日本イエネコ、とのことです
野生に近くて生命力の強いネコさんだそうです
とても健康でかわいい子でした
2016年8月9日、私が初めて「し~まちゃん♪」と呼んだら、くるっと振り向いてくれました

私が、かがんでしまちゃんの前でゆっくりと瞬きをしたら
しまちゃんもこのようにゆっくりとまばたきをしてくれました

しまちゃんは、生きることをあきらめない意志の強い子です
顔面骨折の現実を医者は見逃してしまい
折れた骨が片方の鼻をふさいでいて息が苦しい中、
そのまま全身麻酔で避妊手術の苦しさをを乗り切った子です
こちらは保護から3日目の写真です
怪我から19日目でガラガラに痩せています
怪我の為に隠れていた10日間は、何も食べることが出来なかったのだと思います
この3週間後に避妊手術を受けました

しまちゃんは野良なのに、人の家の中に入りたがる子でしたから
生まれた時は家の中でお母さんネコからおっぱいをもらって成長し
置きエサのあるところに捨てられて
一冬何とか過ごしてみたけれど
家の中のぬくもりを知っているので
人に近づいてきたのだと思います
なので
栄養面では不自由なく育ったと思うので健康に生きていける子だと思います
こちらは今年の8月、預かりボランティアさんのお宅でくつろいで居るところです
色々あったけれど
しまちゃんはこのように、今は健康でとってもかわいい子です

預かり奥さんが言ってました
しまちゃんは
ジャンプをしない子だ…と
そういえば、じゃらしをふっても手を伸ばすけれど決してジャンプはしません
テーブルからひょいっと
他の子達がサイドボードに飛び乗って、頭を天井につけるような高い所から
見下ろすのだそうですが
しまちゃんはテーブルの上には乗るけれど
それ以上はジャンプしないので悔しそうに
ニャーニャー鳴いて
「みんな、降りてきてニャン!」と言うそうです
それでも、追い駆けっこもしますし、階段を勢いよく駆け上るところを見ると
とても元気だと思います
かえって、あんまり高い所に登ろうとしない子の方が扱いやすいかな…
とも思います
この写真は、同居のネコちゃんとじゃれている時に手が触れて
左目が少し腫れてしまって、まだ治りきっていない時で左の目が少しつっています

このように、可愛くって、元気で丈夫なしまちゃんの里親さんを探しています
どうかよろしくお願いします
https://www.neko-jirushi.com/foster/96990/
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