オカンちゃん〜〜主人が泣いた日〜〜①

2018年2月28日(水)

オカンちゃん

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我が家が今の家に引っ越してきてから、たくさんの猫たちとの出会いがありました。

最初は黒猫のクーちゃん。
その後、小梅を迎えるのですが、家の外にもたくさんの猫たちがいました。

もともと私と主人は猫が好きでしたが、飼育方法には違いがありました。
私の実家は完全室内飼育。
主人の実家は庭に野良猫がウロウロしても気にならず、物置を猫たちが使っても気にしていませんでしたが飼い猫ではなかったのです。

しかし、今の家に来てからは私のやり方の室内飼育に合わせてくれていました。

今から１５年以上前になりますが、あるとき茶白のメス猫が子連れでやってきました。
それがオカンちゃんです。子供はオスが一匹。
オカンちゃんは推定２〜３歳といった感じでした。
オカンちゃんは、とても賢い猫で生まれたからずっと野良だったようですが、自分の立場をわかっているようでした。
最初は食べたらすぐに何処かへ子供と共に移動していました。

そのうちオカンちゃんは、私や主人に慣れ子供と一緒に我が家の庭で暮らし始めました。

私たちはここで寝るようになった親子のために寝場所を作りました。
最初はダンボールハウスからはじまり、次に猫小屋です。
初めての猫小屋はなるべく雨がかからない所へ置くぐらいしかできませんでしたが、オカンちゃんと子供は使ってくれました。
雨が降る日は傘を固定してみたり、いい環境ではありませんでした。
我が家はカーポートがあるのですが、横に壁がないから雨が吹き込むのです。

しばらくして主人が、カーポートの横に壁を作ろうと言い出しました。
猫小屋が台風が来ても安心して寝ていられるようにと。
業者に頼むのではなく、木で枠を作り、プラダンを固定し壁にするのです。
休みの度に主人の作業は続きました。

そして、時間はかかりましたが完成です。

オカンちゃんと子供にようやく雨の心配がない場所を提供できました。

「オカンちゃん、おまたせ。」
主人はオカンちゃんに言いました。

私たちにとっても一つ気になっていた問題が解決しました。

続きます。　

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