
花粉症ではないけれど、軽い猫アレルギーである。普通に猫と暮らしているぶんにはなんともないが、あまりに猫が可愛くて、その眠っているふわふわのおなかに顔をうずめたり、こすりつけたり、においをかいだりすると、しばらくして目や口の周りが痒くなり、鼻がむずむずしはじめてくる。そうなるとわかっていても、やっぱり可愛くてたまらないので、おなかに顔を押しつけては、猫に迷惑されている。
日本人にアレルギーや花粉症が増えたのは寄生虫が減少したからだというのは、「笑うカイチュウ」などの著書で有名な、寄生虫学者の藤田紘一郎さんの説で、実際に藤田さんは、ご自身の体内にサナダムシを飼われているらしい(だからといって、花粉症対策にサナダムシを飼おうと提言している訳ではない)。
近ごろでは、猫の花粉症というのもあるらしいが、やっぱり猫にも虫下しを飲ませるから、昔に比べて寄生虫が減っていることなんかと関係があるのかもしれない。もっとも、藤田さんの説に対しては、寄生虫感染者と非感染者のあいだで、花粉症に対するアレルギー反応の割合は変わらなかったという反論データもあるらしいから、素人にはなんともいえないが、少なくとも、自由に外を歩き回ってカエルなんかを捕まえて食べていた一昔前と比べて、ペットに対しても過剰な清潔志向が進んでいることが原因の一つなのではないかと思う。
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