飼い主さんがやってきた

2018年6月24日(日) 471 / 18

先日、黒子とビオの飼い主さんが我が家へお見えになりました。
もちろん、猫たちに会うためです。

この子たちが来て、もう半年が経ちました。
その間飼い主さんは２〜３回ぐらい見えたと思います。

飼い主さんは私の知人です。
数年前に知り合いました。
去年重い病気になり猫を手放すことになりました。

足と腰を悪くされているので、一歩一歩歩くのに時間がかかります。
駅から我が家は健康な方なら１５分弱ですが、この方には倍ぐらいの時間がかかると思います。
しかし、リハビリも兼ねていつも歩いて我が家へ歩いてこられます。

黒子とビオは、半年も経つと我が家に馴染んでいるので、正直飼い主さんが見えても感動的に喜ぶことはありません。覚えていないかもしれません。

でも、飼い主さんは出来れば月に１回は猫たちの顔がみたいのです。
会えるまでのワクワク感や嬉しさが大きい分、別れの時間は悲しいものと思います。

会いにこられると、たくさん猫たちの写真を撮ります。
たくさん話しかけます。
たくさんナデナデされます。

先日お会いしたとき、先月お会いしたときより元気がありませんでした。
体力が少し落ちたんだと言ってみえました。
主人が休みの日に来てくだされば、自宅まで送ることができるのですが、自分の足で来たいと言われます。

お帰りになるとき、「また来るね。」と猫たちに言われます。
私も「また来月来てくださいね！」と見送ります。

自分が一番大切にしている猫との生活が出来なくなったら、私だったら気落ちしたり毎日が楽しくなくなると思います。
生きがいとでも言うのでしょうか。
自分のことより猫のことが心配だと思います。
月に一度、猫に会うのを楽しみに飼い主さんは日常生活を送られていますし、一緒に暮らしていなくても私以上に黒子とビオを大切に想っています。

色んな理由で飼い猫を手放す方がいらっしゃると思います。
大半の方が新しい飼い主さんのお家へ時々会いに行けないかもしれません。
それを思うと知り合いの我が家へ猫たちが来れたことはよかったのかなぁと思います。

黒子とビオには飼い主さんの為にも元気に長生きしてもらわないと困ります。
また来月も会いに来れますように。

46 ぺったん