体調でも悪くて電話をしてきたのかな?と心配になりましたが、体調の話ではありませんでした。
「愚痴になっちゃうけど聞いてくれる?」
と話をされました。
仕事で車を走らせていると、道路に猫らしき動物が横たわっていて、仕事を終わらせてから、まだ生きてるかもしれない!と、現場に戻ると、まだ若いメスの狸の亡骸が横たわっていたととのことでした。
動物愛護推進員さんは、その亡骸を車に乗せて持ちかえり、今日役所に連絡をして火葬をして貰うと話されてました。
「あの時車を止めてたら、まだ生きていたかもしれない。」
「近くにコダヌキがいるかもしれない。」
「お母さんが死んでしまえばコダヌキも死んじゃう可能性が高いよね。」
「なんか、何もしてあげられなくて切なくてね。」
と話されました。
私もどう声をかけるのが最良か?に悩みながら、狸は鳥獣保護法適応ですから、コダヌキを保護する訳にもいきませんし、自然に任すしかないのではないですかね?コダヌキがいると100%確定でもありませんし…。コダヌキを保護しても里親さがしもできませんよ?(苦笑)1番分かってらっしゃるのに…。
少し冗談を交えそう話しました。
「分かっちゃいるけど、なんか、人間の傲慢さに悲しくなるんですよ。」
「猫の交通事故は殺処分位多いんですよ。」
「何で?猫を外飼いにするのかね?」
「何で?避妊虚勢をしないで繁殖させて外に出すのかね?」
「何十年同じこと繰り返すんだろうな!」
苛立ちと切なさの狭間で落ち込まれている様子でした。
その後、私から少し話題を変えてお話をして少しスッキリされたようでしたが、
この方は本当に命を大切に思われ携われる方なんだよなあ…と私が染々としました。
犬猫の殺処分0を目指すのも大切ですが、
犬猫が交通事故で命を落とさないように予防できるのは人間。
予防できるなら予防しましょうよ?と、
私も強く思い、またそれを願い、私なりに活動していきたいと思いました。

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