
ミミちゃん。
この写真はうちに来たばかりの頃で、生後3ヶ月位かな?
ミミは学校帰りに日射病でぶっ倒れていた所を保護しました。
その少し前から、通学路のゴミ捨て場を漁っていたミミを見かけてはいたんです。
気にはなってましたが、人が近づくと隠れてしまうので、仕方なくそのまま見守ってました。
そんなある日、7月の、天気の良い日の事でした。
学校帰り、歩道の隅に黒い塊が…
(猫が死んでる!!)
くらーい気持ちになりながらも、そこを通り過ぎない事には家に帰れない私は、そこへ近づいていきました。
すると何となくお腹が動いたように見えたんです。
あれ?と思ってしゃがんでみると、やっぱり呼吸している。
まさか寝てるだけ?とも思ったんですが、抱き上げてもぐったり。
しかも熱い。
このままじゃ死んじゃうかもしれない!!と思った私はとりあえずカバンに子猫を入れ、連れ帰りました。
正直サビ猫を始めて見た私は
「雑巾みたい…」
と思いました(笑)
汚い猫だな~…と。
でもサビ猫って見れば見る程味が出る猫なんですね。
しかも賢い。
他のどの子よりも、人とのコミュニケーションが取れる子でした。
人間の言う事を完全に理解しているのでは?と思われる行動もたくさん。
芸?のような事も色々覚えて楽しませてくれました。

悪戯も激しかった…。
そしてとにかく私にべったりで、常に付いて歩いてました。
いつも半径1メートル以内にいる子でした。
そんなミミちゃんも、病気には勝てず、昨年5月に急性腎不全で亡くなりました。16歳でした。
最期は苦しまずに眠るように逝ってくれたのがせめてもの救いですが、未だに不在感がとても大きい、本当に存在感のある子でした。
今までたくさんの子達を見送ってきた私ですが、ミミちゃんの抜けた穴は全く埋められていない気がします。
「私の猫」でした。



















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