とある団地の自治会でTNRと地域猫活動の説明会を実施させてもらいました。
団地内の猫好きさんにも同席してもらえて、友好ムード。
自治会長さんも、まずは知ってもらうことですね、と広報活動に協力的でした。
まずは知ること。
本当にその通りだと思います。
猫の飼い方、野良猫への餌のあげ方、さくら猫のこと、、、
知らなくて出来ないのと、
知っててやらないのとでは全く違いますから。
草の根活動ではありますが、
町が出来る、町にしか出来ないことがここにあると思いました。
その後、町の担当者さんと協力者さんと一緒に多頭崩壊の猫たちがいる空き家へ。
大家さんのご厚意で1月末まで借りられることになりました。
猫たちは手術と初期医療をかけられ、全員無事に戻ってきてました。
状態を確認しつつキャリーからケージへ移動。



捕獲するまで何匹いるか定かではなかったのですが、全部で18匹でした。
(内2匹は美らまやさん引き出し)
ウイルス検査は全員陰性!!
良かったー!!
ですが全員耳ダニ持ち。
まずは体調管理を進めていこうと思います。

支援物資整理やケージ組み立て作業をしていると、
おばあちゃんのご近所さんで、
今回ボラさんに繋いでくれた依頼者さんが登場。
この方、あまりにも上から目線なんですよね。
ボランティアなんだから、猫を助けて当たり前、金を出して当たり前とおっしゃる。
なんでも昔、子猫を4匹引き取ってもらったとかで、
その時は1円も請求されなかった!
里親が見つからなかったら、自分で責任持って飼うと言ってくれた!
そういうボランティアさんがいるのよ!とドヤ顔。
さらに、茶白のしんのすけを引き取ると言うんです。
この方も70代ですでに10匹飼ってます。
その10匹だってボラさんに不妊手術してもらってるのに。
高齢の飼い主が亡くなったり入院したりで猫が置き去りにされるケースが多いんですよ、と言うと、
そうみたいね! でもそういう時のためのボランティアでしょ?
そん時はあなたがた、頼むわよ〜!
と悪びれもなく言うんです。
なんかね、いろんな感情が入り混じって言葉になりませんでした。
こういう人がいるから、不幸な猫が減らない。
保護ボラさんたちがどんな思いでひとつの命を繋いでいるか。
みんな、命の責任に押し潰されそうになりながら保護しているのに…!
逃げるように外に出て、車の中で泣きました。
悲しくて悔しくて情けなくて。
と、ちょうどその時、私の一番古い里親さんからLINEが届いたんです。
この方、なんの前触れもなく大金を振り込んでくださっていて、
前日に確認のLINEを送っていました。
そこには短いメッセージで、
仕事に励めるのは猫たちがいるおかげ。
だからお裾分けです。
がんばっている姿に、一緒に喜んだり悲しんだりしてます。
ありがとう。
と。
もっかい泣きました。号泣です。
大丈夫、がんばれる。
今の私に黒い感情は要らないんです。
仲間や、手を差し伸べてくださる支援者、
応援してくださる方々の、
優しくてキラキラしたあたたかいキモチだけを抱えて進みます。
光の射す方へ。
負けるな、ファイト!
最近のコメント