
以前…人間と暮らしていました。
こちらでは、スナザメ…なんて名乗っているみたいだけど。
小さな仔猫の頃に、お兄さまと一緒に、もらわれて来ました。
お兄さまは、亡くなってしまいましたが…。
思えば17年も生きられたのだものね。
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ミコ。
あなたは私の娘で、1番長く過ごしたわね。あなたが大人になって、タマとまるを育てて…。
はんたと、ミミ。
ほんの少ししか居られ無かったけれど、可愛らしく成長したのね。
私の孫だもの。
何が有っても大丈夫よ。
それに、同じ名前だからね。
1番心配なのは、むしろ人間…。
いつまでもメソメソしているものだから、少し叱らせて欲しくてね。
今あなたと暮らしている、あなたの家族たちだけを考えて生きなさい。
彼女たちには、あなたが全てなの。
あらゆる災厄から、あなたが守らなくてはいけないの。
私を忘れろと言っている訳じゃないわ。
私に囚われ過ぎないで。
そうね…たまに、楽しかった思い出を、懐かしむ…それくらいでいいの。
今は、痛くも苦しくもない、平和な日々よ。
お兄さまもいる。
他にも、様々な猫の方々もいるわ。
みんな、自分が愛して…そして、自分を愛してくれた人の話ばっかり。
…私もなのだけれど。
いつか、また会いましょうね。
虹の橋より
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