保護猫の里親募集の条件や譲渡費用について論争に発展している場面を度々見かける。
(一方的に投稿者が叩かれている場合も含め)
発端は大抵の場合、保護猫譲渡における条件や譲渡費用についての理解不足によるもの。
私自身もそうだったが、
現在のように
保護猫を譲渡するにあたり
「譲渡条件」があったり、
「譲渡費用」がかかるという事を理解している者は決して多くはないように思う。
それに加え、
「譲渡条件」や「譲渡費用」にバラつきがあり、全くの初心者は「ハテナ」でいっぱいになること間違いなしだ。
その上、問い合わせをしてみた保護主がたまたま言い回しのキツイ方であったら…
折角、芽生えた「保護猫」に向ける興味は間違いなく急速に萎むのではなかろうか。
それが「憤り」にスイッチされてしまったら、怒気を込めた日記になるなり、Q&Aになるのだろうな、と容易に想像できる。
んで、
そこに出くわした(読んでしまった)場合
どうするか。
先ず、一番よろしくないのは
「叩く」ことですよね。
子供に例えるなら、
頭ごなしに叱りつけた時に
果たして親の真意は伝わるのでしょうか?
答えはNOです。
叱らず、忍耐強く
何度も何度も
教え諭さなければ伝わりません。
(赤の他人であれば尚更のことです)
伝わらなければ、どうなるか。
簡単な話です。
(ここで文頭の流れにシフトします)
相互理解が出来ておりませんので
不満や悪い印象しか残らない。
↓
悪い話ほど尾鰭がつき
保護活動者全体に対して
悪いイメージがつく
↓
「啓蒙活動」に繋がりにくくなる
↓
譲渡に繋がらない
となると、
間口が狭くなりませんか?
「知らぬがゆえ」のものであれば叩いて弾き飛ばすよりも、懐柔したらいい話なのではないですかね。
啓蒙活動の一環として。
更に言えば、
最近では企業が協賛した保護猫譲渡会やチャリティーイベントを見かけます。
慈善事業の1つとして保護猫の譲渡会やチャリティーイベントに着目している企業はありましたが、やはり企業としては「お行儀の良い相手」と組みたいのです。
組んだ相手が常から評判が悪かったり、イメージ的によろしくないのでは企業イメージに傷がつくわけです。
当然、そこは避けたい。
なので、お相手選びはものすごく慎重になるものです。
そこで保護活動者との面談前後に
通常開催している譲渡会の様子や
ネット上で里親募集をかけているのであれば、その周辺も含めて隠密理に調査します。
どういった主旨の活動をしているか
適正な対応をしているか
どんな発信をしているのか
とても重要なのだそうです。
それらを踏まえたら、保護猫の譲渡に関して理解が不足しているであろう者の日記へわざわざ出向き、張り付いて言いたい放題、なんて行為は如何なものかと思いますね。
粛々と保護活動に専念され、方向性をもって活動を展開している活動家までもが悪いレッテルを貼られてしまう事になるなどの懸念を持たれた事はないのでしょうか?
こうした事象を見る度に思うことですが、決して他所を悪く言わず粛々と保護活動をされている活動家の方々が気の毒になるのです。
そして、保護した猫の座る椅子を確保したいのであれば、常にたおやかで在れ、と思うのです。
感情的に異を唱えて
トゲトゲとした印象を植え付け、
保護活動者全体の
イメージダウンに繋げるよりも、
「心やさしい人たち」
「慈愛に満ちた人たち」
という印象づけを、作為的であれ貫いたほうが見目も聞こえも良いものですから、自ずと集まる人が多くなり、間口が拡がるのではないでしょうか。
どうぞ
よき選択を。

「イメージ作りは大事ですよー」
※ぺったん不要
※コメント不可にて。
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