前回書いた保護猫親子ですが、いつか笑って振り返る時がくるのでしょうか・・
長いトンネル🚇に入ったまま、未だに明るい光💡が見えなてこないというかつてない経験をしております😌
コロナ禍で引きこもりが多くなったこの時期、何となくだらだらと流され過ごすことが多かったと思います。そんな心の隙にすっと入り込んできたのが、この親子猫でした。
生き物が好き、猫が大好きだと思っていた私も、本当に?とだんだん自信がなくなっていく自分に戸惑うことも多くなりました。それでも、私が手を出した責任の重さを考えると前を向くしかなく、頑張るしかありません💦
だだ、正直、保護するということの本当の意味を真剣に考え直す機会となりました。これまでは、野良猫さんを見ると過酷な環境に身を置いて可哀想なのだと一方的に思ってしまう自分がいましたが、果たしてそうなのだろうかと考えるようになりました。保健所に持ち込まれる殺処分寸前の猫さんや病気や怪我を負った猫さんなら譲渡先を探すことに異論はありません。しかし、今回私がやってしまったこと、元気に暮らしている猫さんを一方的に捕獲し里親様探しをすること。
これは間違いではなかったかと悔やまれてなりません。この親子は私に助けを求めてきた訳ではありませんでした。私が勝手に思い込んで保護してしまったこと。とても罪深いことをしたと反省しています。避妊や去勢だけで十分だったのではなかったかと、とても悔やまれてなりません。
私の犯した過ち。その犠牲がこの親子猫です。この子らの運命を変えてしまった私の責任は重大です。申し訳ない気持ちでいっぱいです。だから、この親子には安定した幸せな暮らしを見つけてあげなければならないと切に思うのですが、刻々と時間だけが虚しく過ぎて行くばかりで、子猫たちは大きくなりつつあり、譲渡の条件は一層厳しくなってきました。
5月31日と6月1日の二日間で捕獲し、母猫は翌日避妊手術を済ませましたが、その後は何も進展できずにおりました。まだまだ逃げ惑うこの子らを捕まえて、ようやく親子のノミ駆除と一回目のワクチン接種が終わりました。今は少しでも早く人慣れしてもらうため、親子別々のお部屋に暮らしています。しかしながら、未だに慣れてはくれません。病院へ連れて行くのもあの親子にとっては命がけ。私も命が縮まる思いです。私は自業自得かもしれませんが、あの親子にとっては災難でしかないはず、心が痛みます💦
いつか、この苦しみも笑って振り返ることができるのか不安ですが、願いを込めてこれからはこの親子の記録を残して行こうと思います😌
それでは…捕獲までの経過を。
【5月7日 】
そろそろ、庭の手入れが必要だなと庭先を見ると子猫を発見

【5月8日 】
My Birthday
よく庭先に遊びに来ていたハチワレ。ここで君は密かに出産していたんだね。親子の姿を見るたびに心が重くなる…。
【5月14日 】
毎年のように庭先に子猫を産みに来る野良猫から解放されたい気持ちが強くなる。保護して譲渡することを決断。名前を母猫(愛)、子猫(ふわり、うらら、ふたば)と名付ける。

母猫『愛』

『うらら』結構、何にでも興味を示す子

『ふたば』とても警戒心が強い子

『ふわり』最初見たとき、他の子に比べて1.5倍くらい大きかった…
【5月15日】
長崎猫の会に捕獲の相談
【5月16日】土曜日
ご飯を与える
【5月17日】
捕獲はいっぺんには無理。母猫と子猫の二回に分けて捕獲することに。
【5月18日】
夜庭先で唸り声。雄猫が襲ったかと思いきやタネキ?
【5月19日】
猫の会へ連絡
母猫を先に捕獲予定であったが、子猫がタヌキから襲われるかもしれないと、別々に捕獲することを断念。捕獲器での捕獲は諦め、自力で捕獲することを決意
【5月20日】
保護部屋にする予定の部屋を開放。この部屋で餌付け開始。『ふたば』は警戒心が強くご飯にありつけない。
【5月21日】
皆がご飯を食べ終わった頃、ようやく『ふたば』が入って来る。一歩前進。
【5月22日】
残業で遅くなる。庭先に親子でご飯を待っている。そんな姿を見て、自分は単なる餌やりさんじゃないかと情けなく思う。
『ふたば』は相変わらず来ない。皆が食べ終わった後に入って来たが、ご飯は残っていない。でも、私が傍にいても部屋に入ってきてくれたね。明日はちゃんと食べに来てね!
今、目の前に親子4匹揃っている。直ぐに扉を閉めれば捕獲できる。でも…この子らともっと信頼関係を持ちたいから、今日は見守ろう。
【5月23日】 土曜日快晴
朝カーテンを開けると待っている。いつものように、目の前でご飯を盛る。しかし、『ふたば』が入って来ない。やっぱり、昨日捕まえておけばよかったのか…。そう思っていたら遅れて入って来た。『うらら』と『ふわり』は美味しそうにお水を飲んでいる。何度も何度も。余裕が出てきたのか部屋の中を歩き回っている。
今夜捕獲を決行しょう。
最後のお外での生活、日光浴を楽しんでおいで。
無事に捕獲は成功するのか…。
【23日夕方、捕獲断念…】
手が届きそうで届かない
母猫がいつにも増してご飯の催促。皿に盛る前から騒ぐので、「まだよ。ちょっと待って」と遠ざけたら部屋から出てしまった。子猫たちはご飯をむさぼって食べているのに、母猫は入り口前に座ったまま入って来なかった。まるで見張っているかのように…。
【5月24日】 朝 捕獲決行‼️
しかし大失敗…
💦💦 近くて遠いね 君たちは…
今朝 捕獲のチャンスがあれば実行するはずだった。美味しそうに食べている親子。今日のこの瞬間を逃してはならない。だけど、この目の前にある数センチ開いた窓に手を伸ばせない。私が少しでも動けば逃げていきそうな空気に包まれた。焦りがあった。少しずつ、分からないように手を伸ばす。思い切り勢いよく閉めればよかったはず。だけど、私は『ふたば』を驚かせてはいけないと躊躇してしまった。
一目散に逃げる『ふたば』。私は必死に『ふたば』を掴んだ。たがその瞬間に、『うらら』が外へ逃げてしまった。
全てが終わった。
私は『ふたば』を放し外へ逃がした。
母猫は外で怒って唸り声をあげている。
全てが終わったと思った。
猫の会さんから捕獲器での捕獲をお断りした際、言われていたことがある。捕獲器を使わず捕獲するのはあり得ないと。子猫は一匹でも逃したら二度とつかまえられないとも…
築き上げてきた信頼は崩れた。ごめんね。
神様はまだ捕らえる時期ではないと?
4匹を助けたいと願う私は欲張りなのだろうか…
(つづく)
私は、この後食べかけのご飯を外に置いて食べさせようかとも考えました。でも、まだチャンスが残っているのであれば、今は与えない方がいい、お腹を空かせてもらおうと思いました。
ここへ来ればご飯が貰える、そうインプットされているはず。
もう一度、一から始めなければならないのか、次は成功するのかは分からなかったのですが、兎に角、もう一度トライすることに決めました。
先ずは今夜。ご飯を貰える部屋を網戸越しに開放しました。ここは安全な場所なのだと思ってもらえるように。
しかし、昼間は庭先にあの親子の姿はありませんでした。やっぱりね…
でも、夕方になるとちゃんとあの親子が網戸越しにご飯を貰おうと部屋をのぞき込んでいました。
チャンスはまだ残されている、そう思いました。信頼を築けている限り(あの時はそう思っていました。)、いつでも実行できる。だから私に焦りがある時は、その日は諦めよう。だから、だから、神様、私をこれ以上、試さないでくださいと心から願いました。
続きは後日『5月24日夜〜』を掲載します。
【恐れ入りますが、現在お世話等で私に余裕がなくコメントの返信が出来ませんので、お許しくださいね。】
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