ある日、唐突に主人が言った。
「黒猫ちゃんが我が家にいたらいいなあ」
何故、黒猫ちゃんなのか。
主人に問うた。
「だってさー、黒猫ちゃんって可愛いお水のおねいさんが飼ってそうじゃん?」
まるで意味が分からない。
我が夫は、こうした理解不能の投げかけという名の火炎ビンを投げて寄越すことがある。
その度に包容力に欠ける私はイライラするか、消化不良をおこすのだ。

おかあさん更年期ですか(by 琥珀さん)
私の更年期症状はさておき、主人の「黒猫ちゃん欲しい欲しい」のオネダリ発言は不定期に繰り返されたが、悉くスルーしてきた。
スルーするには相応の理由があり、先ず長男がアレルギー体質であることが大きい。
猫アレルギーは今のところ無いが、通年性の花粉症と常からの皮膚の弱さもあり、家族の中で一番猫アレルギーを引き起こしやすい立ち位置にある。
長男自身も猫アレルギーにだけはならないようにと、肌のケアを意識するようになった。
次に、きなこちゃん。

甘えん坊さんの可愛こちゃんなのだが、とにかく私にベッタリ。
それがまた可愛くて堪らないのだが、恐らく新入り猫を迎えでもしたら、孤立してしまいそうな気がしてならないのだ。
「案じるより産むが易し」
とも言うが、私としてはきなこちゃんが悲しむ要因は作りたくない。

妹猫さん?だーめ(by きなこ)
その後、息子たちからやんわりと諭された主人だったが、息子たちが巣立った暁には絶対に実現すると言い切ったそうだ。
(コドモか)
たまに中高年男性の言動について問題視されることがあるが、それらを目に、耳にする度に我が夫と重ねてしまう自分がいる(痛)
幸いかな、夫はSNSで遊んでいないのでネット上で他所様にご迷惑はかける事は無いにしても、思慮に欠ける発言は厳に慎んで欲しい、と切に願うばかりだ。
叶うものならば…
余計な物言いをする
お口を塞ぐ大きな絆創膏が欲しい
七夕の短冊にでも書いてみよう。
※日記の一部を変更しての再投稿となっております。
※コメント不可にて。
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